小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第374回小麦句会投句一覧(1/23選句締切)

2018年01月16日 22時11分42秒 | 15日句会

こんばんは。

太陽の暖かさを感じた一日でした。

兼題:深

釣糸を垂れて目深に冬帽子  
駆け足と深山今闇年明けか
床の間に馴染む贋作雪深々  
水涸れるほっと口開く深井跡 
初恵比寿深川めしをかつ込んで   
深雪晴感情線の怒り這ふ 
着ぶくれて群れをはぐれし深海魚  
薄雪の棚田鋤く人渓深し  
深々と礼に始まる初将棋  
初日受く笑顔の皺の深きかな  
牡蠣フライ深度は雨で浅くなり   
淋しらや深爪疼く霜の夜    
笹子鳴く業深き人浅き人  
白鳥を癒す水深二メートル      
カーテンを開けて見る猫雪深し 
病みてより父の目深の冬帽子  
蠟梅や生れ変われば深海  
春暁の夢いま暫し深夜便    
女正月猫のまるまる椅子深し  
 
テーマ:乗り物
カスバとは凍つる夜ついはとバスか 
珈琲がぬるいつぎつぎボブスレー 
ゴンドラの静かに登る初御空  
日脚伸ぶ等間隔で来るリフト 
初漕のエイト一心空すべる 
蠟梅に見え隠れする観覧車 
騎初のまだ黎明の厩舎かな 
言い出せぬ二人の冬の観覧車  
御降りの雪に遊具のこだま号   
子等の曳くリヤカーとんどの藁を載せ 
自転車は通信中の日脚伸ぶ  
舟浮かべ水面眩しき初景色  
初電車降りて人の名思ひ出す  
深夜バス 最後尾には蜜柑箱    
初雪を足蹴にメリーゴーラウンド  
雪激しパトカーで着く試験場  
竹馬に乗って移動の雪の庭 
冬晴や世界一周船の旅 
日脚伸ぶ図書館司書の車椅子  
 
雑詠
霜を踏む影が帰らぬ数え唄  
掛大根の影のラインダンスかな 
寒月や小兵衛酌む画につひ合はせ  
ふんわりと頭に被る冬帽子  
荒るる世の小さき幸せ七草粥  
ささくれた言葉さておき女正月  
行きゆきて孤心しづもる榾の宿  
大寒の冷えた本読む今宵かな  
子沢山鍋にどっさりおでんかな 
大鍋に留守番任せ女正月  
字の名の消えるふる里遠雪嶺   
雪に病み雪に抱かれ眠る谷     
川挟み虹を作るや出初式  
うたた寝に聴いて出初めの木遣り歌  
大寒の海岸線を歩く犬  
冬晴や迎賓館てふ名の喫茶店  
白息の大きな人とすれ違ふ 
風の夜の厠は遠し雪女郎 
燗映えよ辛め滑らか酔え挽歌
 
★★★
 
選句数(6句選です。)
特選◎1句
並選〇5句
コメントをお忘れなく。
もちろん選外の句で気になる句がありましたら、コメントしてください。
 
まきえっとあてメールで投句してください。
makietto@nifty.com
締切:1月23日(日)24時
 
↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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