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『遠(とお)くの親類(しんるい)より近くの他人(たにん)』
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遠方にいる親類よりも、近隣(きんりん)に住む他人の方が、いざというときには頼(たよ)りになる。また、疎遠(そえん)な親類よりも親密な他人の方が却(かえ)って助けになるということ。
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<松下幸之助一日一話> PHP研究所編
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成功するまで続ける
何事によらず、志を立てて事を始めたら、少少うまくいかないとか、失敗したというようなことで簡単に諦めてしまってはいけないと思う。一度や二度の失敗でくじけたり諦めるというような心弱いことでは、ほんとうに物事を成し遂げていくことはできない。世の中は常に変化し、流動しているものである。一度は失敗し、志を得なくても、それにめげず、辛抱強く地道な努力を重ねていくうちに、周囲の情勢が有利に転換して、新たな道が開けてくるということもあろう。世に言う失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。最後の最後まで諦めてはいけないのである。