【Latちゃんもビックリ!】
新しい弦が無くて完成 間近だったSLたんですが
今日、新しい弦を買って来てようやく完成。
買ってきた弦は以前からずっと使っている
アーニーボールのスーパースリンキー
最近はエリクサーの弦が錆びなくて人気がありますが
値段が高すぎ! 弦は食材といっしょで新鮮さが命
面倒でも新しい弦を張った方が良いに決まってる。
自宅近くに楽器屋さんが無いのでスクーターで15分も
掛けて買いに行っちゃったwww
久しぶりに天気が良かったので外で完成写真をパチリ!
貰ってきた時の写真と比べてみました どうでしょう?
左: 貰った時のYAMAHA SL500
右:復活後
貰った時は汚れやサビで凄い状態でした。
貰った時はこの状態 → レスポールの神様?
エスカッションやピックガードも黒のスプレーが吹かれていたり
コントロールノブも違うパーツが付けられていました。
リアのピックアップも錆びて音量も低下していました。
なるべく当時のオリジナルに近い形にしたかったので
使える物は、そのまま磨いて使用しましたがボディーや各パーツを
磨くのが大変でした・・・(〃´o`)=3 フゥ
新しく買ったり変更したパーツは以下。
・スイッチパネルを追加(日本製 新品)
・コントロールノブ X 4 (日本製 新品)
・リアピックアップ(SL450のパーツに交換)
・リア・ボリューム ポットの交換(日本製 新品)
・錆びて使えないネジ(エスカッション、リアパネル)
修理に掛かったパーツ代の合計は6千円程度
主要パーツに欠品が無かったので以外に安く出来ました。
実際に修理に出すと、どのくらいになるんだろ?
おそらく2~3万は浮いただろうと思います。
せっかくなので、以前修理した うちのギー太と並べて
写真を撮ってみました。
左:SLたん(ヤマハ レスポール SL500)
右:ギー太(フレッシャー レスポール LeoLine FL400)
並べてみるとヤマハ レスポール(SLたん)のヘッドの大きさが
よくわかると思います。
試奏してみて最初に感じたのは「音が太い」ということ
楽器はボディー全体が大きいと低音がよく響きます。
三味線の頭(かしら)と呼ばれているヘッド部分が大きいと
通常の物より大きな音が出るのは、よく知られている事。
70年代 フェンダー社も「ラージヘッド」と呼ばれていたヘッドの大きい
ストラトキャスターを製造していました。
古くから楽器を作っていたヤマハも、それを知っていて
このような大きなヘッドを採用したのかもしれません。
それとも ご本家ギブソン社の完全コピーを嫌って
あえてオリジナル部分を主張したかったのかな?www
手間ひま掛けて復活させたので、詳細写真も載せてみます。
【ボディ】
ネットで検索してみると、このギターは1979年頃に製造された物。
当時発売されていたギブソン社のレスポールを真似して
ボディーのトップは3枚板の貼り合わせ。
コントロールノブも通常のハットノブではなく
トップにシールが貼られた物を使用しています。
ブリッジは何故か古いチェーンOマチックが採用されています。
ご本家では1970年代から採用されているナッシュビル・タイプを
真似しなかったのか不思議? コストダウンの為でしょうか???
実際に本物を見る機会が少なかったので、これで良いだろうと
思ったのでしょうかw
【ネック】
ご本家の材質はマホガニーを使用していますが
こちらはメイプル、ネックの強さはSLたんの方が上
だからこそ30年以上も残ってたんでしょうね
指板はローズ。
ネック裏のグラディエーション塗装もGood!
さすが、ヤマハだと思います。
ただ、指板にはめ込まれているポジションマークがプラ製で安っぽい
もう少し、どうにかならなかったのヤマハさんw
【ヘッド】
ヘッド、デカっ! ロッドカバーは3点留め。
ペグも70年頃、ギブソンが使用したペグをコピーした物が使われてます
ギヤーの蓋には、しっかりYAMAHAの文字が刻まれてます。
そんなにメーカー名を主張しなくても!www
【ボディー裏】
ボディーバックのキズは多目です
レスポールは重いのでチカたないよねw
ボディーのトップと同様、バックも3枚板の貼り合わせです。
ギブソン製は単板だから同じようにコピーすれば
製作コストも掛からなかったのに・・・。
サイズとかの関係で材料費的には、こちらの方が安かったのかな?
寄木細工のように綺麗に製作されてます
当時の木工技術の高さがうかがえます。
ジャックパネルは当時、日本製コピーモデルに多く使われていた
へこみのあるタイプです。
ちなみにジャックはオープンタイプではなく
周りにプラスティックを使用した密閉タイプ。
一般にジャパン・ヴィンテージと呼ばれているエレキギターと言えば
「グレコ」や「トーカイ」が有名ですが「ヤマハ」のエレキギターも
材質や作り、演奏性もなかなか良いと思います。
響きには多少 不利かもしれませんが、他の日本メーカーよりも
塗装が厚いのでキズがあっても大きなダメージが少ない。
パーツに特殊な物が使用されている物もありますが
コピーモデルなら流用も利くし、オリジナルのこだわらなければ
修理も簡単。
品質も良く 製品のバラツキも無く 丁寧に扱われた物も多い
取引されている値段やパーツも安いので結構、穴場かも・・・。
さて、SLたんの修理も終わったので次のReMIX作業に入ります。
このまま、暖かくなってくれないかな? (*´▽`*)ハハハ