坂の上のミク使い AKI の日記!

坂の上のミク使い AKIが思ったことを書いていくブログです。

SLたん 復活

2014-02-23 13:35:55 | SLたん
【Latちゃんもビックリ!】


新しい弦が無くて完成 間近だったSLたんですが
今日、新しい弦を買って来てようやく完成。

買ってきた弦は以前からずっと使っている
アーニーボールのスーパースリンキー



最近はエリクサーの弦が錆びなくて人気がありますが
値段が高すぎ! 弦は食材といっしょで新鮮さが命

面倒でも新しい弦を張った方が良いに決まってる。

自宅近くに楽器屋さんが無いのでスクーターで15分も
掛けて買いに行っちゃったwww

久しぶりに天気が良かったので外で完成写真をパチリ!



貰ってきた時の写真と比べてみました どうでしょう?



左: 貰った時のYAMAHA SL500
右:復活後

貰った時は汚れやサビで凄い状態でした。

貰った時はこの状態 → レスポールの神様?

エスカッションやピックガードも黒のスプレーが吹かれていたり
コントロールノブも違うパーツが付けられていました。

リアのピックアップも錆びて音量も低下していました。

なるべく当時のオリジナルに近い形にしたかったので
使える物は、そのまま磨いて使用しましたがボディーや各パーツを
磨くのが大変でした・・・(〃´o`)=3 フゥ

新しく買ったり変更したパーツは以下。

・スイッチパネルを追加(日本製 新品)
・コントロールノブ X 4 (日本製 新品)
・リアピックアップ(SL450のパーツに交換)
・リア・ボリューム ポットの交換(日本製 新品)
・錆びて使えないネジ(エスカッション、リアパネル)

修理に掛かったパーツ代の合計は6千円程度
主要パーツに欠品が無かったので以外に安く出来ました。

実際に修理に出すと、どのくらいになるんだろ?
おそらく2~3万は浮いただろうと思います。

せっかくなので、以前修理した うちのギー太と並べて
写真を撮ってみました。





左:SLたん(ヤマハ レスポール SL500)
右:ギー太(フレッシャー レスポール LeoLine FL400)

並べてみるとヤマハ レスポール(SLたん)のヘッドの大きさが
よくわかると思います。

試奏してみて最初に感じたのは「音が太い」ということ
楽器はボディー全体が大きいと低音がよく響きます。

三味線の頭(かしら)と呼ばれているヘッド部分が大きいと
通常の物より大きな音が出るのは、よく知られている事。

70年代 フェンダー社も「ラージヘッド」と呼ばれていたヘッドの大きい
ストラトキャスターを製造していました。

古くから楽器を作っていたヤマハも、それを知っていて
このような大きなヘッドを採用したのかもしれません。

それとも ご本家ギブソン社の完全コピーを嫌って
あえてオリジナル部分を主張したかったのかな?www

手間ひま掛けて復活させたので、詳細写真も載せてみます。

【ボディ】






ネットで検索してみると、このギターは1979年頃に製造された物。

当時発売されていたギブソン社のレスポールを真似して
ボディーのトップは3枚板の貼り合わせ。

コントロールノブも通常のハットノブではなく
トップにシールが貼られた物を使用しています。

ブリッジは何故か古いチェーンOマチックが採用されています。

ご本家では1970年代から採用されているナッシュビル・タイプを
真似しなかったのか不思議? コストダウンの為でしょうか???

実際に本物を見る機会が少なかったので、これで良いだろうと
思ったのでしょうかw

【ネック】




ご本家の材質はマホガニーを使用していますが
こちらはメイプル、ネックの強さはSLたんの方が上

だからこそ30年以上も残ってたんでしょうね
指板はローズ。

ネック裏のグラディエーション塗装もGood!
さすが、ヤマハだと思います。

ただ、指板にはめ込まれているポジションマークがプラ製で安っぽい
もう少し、どうにかならなかったのヤマハさんw

【ヘッド】




ヘッド、デカっ! ロッドカバーは3点留め。

ペグも70年頃、ギブソンが使用したペグをコピーした物が使われてます
ギヤーの蓋には、しっかりYAMAHAの文字が刻まれてます。

そんなにメーカー名を主張しなくても!www

【ボディー裏】




ボディーバックのキズは多目です
レスポールは重いのでチカたないよねw

ボディーのトップと同様、バックも3枚板の貼り合わせです。

ギブソン製は単板だから同じようにコピーすれば
製作コストも掛からなかったのに・・・。

サイズとかの関係で材料費的には、こちらの方が安かったのかな?

寄木細工のように綺麗に製作されてます
当時の木工技術の高さがうかがえます。

ジャックパネルは当時、日本製コピーモデルに多く使われていた
へこみのあるタイプです。

ちなみにジャックはオープンタイプではなく
周りにプラスティックを使用した密閉タイプ。

一般にジャパン・ヴィンテージと呼ばれているエレキギターと言えば
「グレコ」や「トーカイ」が有名ですが「ヤマハ」のエレキギターも
材質や作り、演奏性もなかなか良いと思います。

響きには多少 不利かもしれませんが、他の日本メーカーよりも
塗装が厚いのでキズがあっても大きなダメージが少ない。

パーツに特殊な物が使用されている物もありますが
コピーモデルなら流用も利くし、オリジナルのこだわらなければ
修理も簡単。

品質も良く 製品のバラツキも無く 丁寧に扱われた物も多い
取引されている値段やパーツも安いので結構、穴場かも・・・。

さて、SLたんの修理も終わったので次のReMIX作業に入ります。

このまま、暖かくなってくれないかな? (*´▽`*)ハハハ

ほぼ完成かな???

2014-02-20 20:38:00 | SLたん
【Digital World_Lat式ミク】


以前、ボリュームのポットを交換したYAMAHA SL500(通称 SLたん)

以前のブログはコチラ → チョット盛ってみました~(*^.^*)

フロントとリア(ブリッジ)側のピックアップと比べると音量が倍くらい違うので
結局、交換することにしました。

普通だったら、もっと高性能なピックアップに変えるのでしょうが
オリジナルの音も聞いてみたいので、当時の純正パーツに交換することにした。

さすがに40年も前のギターなのでヤフオクで探してみるが
同じピックアップが全然見つからない。

「まぁ、そのうち出品されるでしょう」とサーチして待ったが
無しのつぶてwww

その間、SLたんを掃除して磨いたり、調整をしたりと遊んでみるが
楽器は弾いてナンボ。

肝心のピックアップが見つからないので弾けないまま
オブジェ状態が続く

先日、やっとヤフオクで「70年代 ヤマハ レスポール」でピックアップ2個を含む
コントロール一式が出品された。

出品説明の写真をじっくり見てみると、うちのSLたんのパーツに似ている
1970年代ならヤマハ SLのパーツだろうと予想。

ただ、説明文にギターの機種名も書かれていないし、少し不安だったけど
安い金額で出品されていたので、間違っていても痛くない

間違っていたら、またオークションに出品すれば良いだけ
次を待ってたら、いつになるかわからないので早速 入札。

運良く、競争する相手が1人しかいなかったので3千円ちょっとで落札出来た。

2日ほどして落札した商品が届いたので、急いで梱包を開封してみた。





古いパーツにしては、サビも無くとても綺麗な印象
すごく大事にしてたんだろうな・・・。

それにしてもバラバラ、配線まできれいに分解してるwww
きっと出品者の方は几帳面な方だったんでしょうね。

古いパーツを大事に保管して安くヤフオクに
出品してくれた出品者の方に感謝です。

うちのSLたんからピックアップをはずし
届いたピックアップと比較してみる。





左がSLたんに付いていたピックアップ
右がオークションで落札したピックアップ

改めてSLたんに付いていたピックアップを見ると
マグネットの芯も台座もサビで真っ茶色
これじゃぁ、抵抗も増えて音量も出ないよねwww

サイズも使っている金属パーツもほぼ同じ
ただ、配線の色が灰色じゃなくて緑なのが惜しい。

うちのSLたんは、サビでわからなかったけど
よくみるとマグネットの芯がアルニコを使用しているのがわかる

当時からしてみると高出力のピックアップが載ってたのね。

コントロール部分をネットで調べてみるとSLたんより
グレードの低いヤマハ SL450のパーツみたい

いっしょに送ってきたピックアップ・スイッチも
うちのSLたんと違い プラスティック製だし
ポットに付いているコンデンサーも違う物が付いている

あきらかにコストダウンされていたのがわかる
たった5千円しか違わないのに この差。

でも、見えない部分でコストダウンしかないよね
物を買う時は、見えない部分も高い物と比べて買いましょう

見ると高い物が欲しくなっちゃうけどwww

眺めていても仕方ないので早速、半田を使って配線してみる。

半田に夢中になっていたので、配線途中の写真を撮るのを忘れてました
ゴメ~ンwww





「うーん、カバード・ピックアップが良い感じ!」

ボディーのトップに見えるバーズアイもカッコイイです。

その後、弦を張って調整をしようと思ったら 新しい弦が無い!!!

弦が揃ったら、各部の調整をして試奏してみようと思います。

相変わらず 寸止めブログでスマヌ! ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ

チョット盛ってみました~(*^.^*)

2013-11-20 20:57:40 | SLたん

【今日も踊るわよ~♪】


タイトルに釣られた方、ゴメ~ン。 テヘッ(*゜ー゜)> 

へんな想像をした あなたは立派な「紳士・淑女」です!www

今日のブログは、そっち方面のブログじゃないですよ~♪ (*^^*)

新曲の製作も段々と煮詰まってきたので チョッと気晴らしに
先日、謎のおじいさんから頂いたヤマハのレスポール「SLたん」をイジることにした。

頂いた時から、ネック側ピックアップのボリューム・ノブ(ツマミ)からガリが出るので
接点復活剤を吹いて様子を見たけど直りそうにない。

これは重症かも・・・・30年も経てばポット内部にサビや汚れも出るでしょう。

オリジナルを大切にするのも重要ですが、楽器ですからキチンと音が出ないと
楽器の意味が無い

考えていても仕方ないので、ボリュームのポットを交換することにした。

ジャンク箱を探すと運良く新品の日本製 Bカーブ500KΩのポットが見つかったので
これと交換することに。



コントロールカバーを外し、中を観察して見る。



ノイズを減らすために塗られた黒いドータイトを塗ってるのが素晴らしい!!! (ノ´▽`)ノオオオオッ♪

以前 修理したフレッシャー製 レスポールの「ギー太」には塗って無かった。

この真面目さが、ヤマハ製 楽器の素晴らしい部分でもある
配線もきれいに色分けされていて、間違って配線することもない

さすが世界の誇る「Made in Japan」工業製品を作らせたら最高の物を作る
ただ、楽器として見ると???だけど・・・・www

早速、調子の悪いポットを外す。

レスポールの場合、ボディーのくり抜いた場所で各ポットが配線で繋がっているので
コントロール部分をすべて外して作業するのが正しいやり方。

でも、メンドウなので配線が繋がったまま 交換することにした。

ボディーとボリュームのポットを留めているナットを外し、配線のハンダを温めて
ニッパでチョキーン!





アース用配線のハンダがたくさん盛られているので、ちょっと一苦労しましたが
見事にポットが外れましたwww

外したボリュームのポットと交換するポットを見比べてみる。



あれ? 回り止めの為に付いているポッチが交換するポットより小さい・・・(・_・?)

ポットを外した穴に交換用ポットを仮置きしてみるとポッチが大きくて
うまく嵌(ハマ)らない・・・・あれ?

わざわざドリルで穴を広げるのもメンドウだし、ボディーをイジるのも嫌だったので
交換用ポットのポッチを削って取ることにした。



まぁ、隠れて見えない部分だし、Wナットで締めれば供回りもしないでしょうwww

交換用ポットの準備も出来たので、配線にハンダを盛ることにした。

各配線が繋がったまま、それに狭い場所なので きれいに盛るのが難しい。

子供の頃、うちのおじいちゃんから「ハンダは置いていく感じで付けると上手くいくぞ!」と
教えてもらった

実際にやってみると、その通り。熱でハンダがトロトロに溶けるので
くっ付けると言うよりハンダを溶かして置いていった方が楽に作業が出来る。

ただ、ハンダは温度変化が大きいので半田ゴテの熱管理が難しい
熱を加え過ぎると水みたいに流れてしまうし、熱が低いとハンダが溶けない

溶ける温度が、とっても微妙なので少しづつ盛っていくのがコツ。

職人さんだったらパッ!と盛ってサッ!と終わるのでしょうが
シロウトは、ある程度ハンダを盛って修正していく方が楽。

ただし、半田ゴテで熱を加えているとポット全体に熱が伝わって
ダメになってしまうので、いつまでも熱を加えないことが大切。

うまくいかないと思ったら、半田ゴテを休ませてやるのが良いかも。

何とかハンダも盛れたので、ギターのボディーに取り付けてみた。





ポットの色合いが違うので多少違和感があるけど、見えない部分なので
これでOK!

ギターとアンプを繋ぎ、配線の接続をチェック。

う~ん。ガリも無く音もクリーン それにも増して以前より音が太くなった気がする
簡単に言うと音がたくましくなった感じ。

配線の劣化で音が細くなっていたのかな? それとも新しいポットの性能が良いのかなwww

しかし リア(ブリッジ)側のピックアップと比べると音量が倍くらい違う。

もしかして リア側ピックアップの抵抗が落ちてる?
 
ピックアップをよく見ると、前の持ち主がピックアップ・ボビンの高さを上げて
音量を稼いでいた形跡がある。

リア側のピックアップも交換した方が良いかもね。

オリジナルの音も聞いてみたいので 同じ部品が欲しいけど
30年前のギターだし、同じ部品なんかメーカーに無いだろうし
どうしたものか・・・ε=( ̄。 ̄;)フゥ

ヤフオクで出品されてるかしら? もういっそのこと
ご本家のピックアップに交換しようかしらwww

一難去って、また一難。 AKIの苦悩がまた増えるのであった・・・・続く。