YOSHIの果てしない旅(人々との出会い、そして別れ)

ソ連、西欧列車の旅、英国滞在、欧州横断ヒッチ、イスラエルのキブツ生活、シルクロード、インド、豪州大陸横断ヒッチの旅の話。

ロンドンを間もなくして去るその日々~初めての魚料理

2021-11-08 06:42:00 |  「YOSHIの果てしない旅」 第6章 ロンドン滞在
・昭和43年11月8日(金)曇り(初めての魚料理)
 今日、再びマービル アーチの病院へ行き、コレラの予防接種をして貰った。これをもってロンドンでしなければならない用事は、全て済ませた。後はシンガポールに向けてロンドンを去るのみであった。
途中各国の査証は、必要になった時点で取れば良いと思った。途中ルート変更もあるし、例え取っていても、いつその国へ入国出来るのか分からなかった。したがって今、慌てて取る必要が無かった。そう思うと、『如何してイラクやイランの査証を取ったのか』と思った。
マービル・アーチから通い慣れたボンド ストリート駅まで歩いて戻って見た。レストランの皆はどうしているのか、気になった。しかし既に辞めた身なので、店の中へ気楽に入れなかった。外から中の様子を眺めたが、相変わらず忙しそうであった。 
 午後、ロンドンを去る準備をして過ごした。こうしていてもシ-ラの事が気掛かりであった。彼女は、今どうしているであろうか。お互いにロンドンに居ながら、会える機会は既に無かった。彼女は、「週末、ロンドンを去る」とも言っていた。その準備で忙しいのであろうか。共にロンドンを去ろうとしていると思うと、悲しくなって来た。ロンドンに来た時、こんな事になろうとは夢にも思わなかった。
 夕方、Highbury Street(ハイバリー通り)の商店街にある魚屋で、初めて魚を買って来た。夕食に食べた久し振りの魚料理は美味しかった。


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