パソコンのメールソフトで何気なく送受信している「メール」ですが、実は「POP」又は「IMAP」
という設定の違いによって、どこに保存されているメールをみているのかが異なっています。
「POP」「IMAP」とはなにか? その前に、「メール」について少し考えてみます。
「メール」を受信すると、各メールアドレスを管理している「メールサーバー」に保管されます。
「メールサーバー」とは、例えばGmailならばGoogleのメールを管理しているコンピューター と思ってください。
このコンピューターのほんの一部分を各個人が借りて「個人のメールの保管場所としている」と考えれば良いと思います。
(郵便局の私書箱のように、自分専用の保管庫と思ってください)
この「保管庫」に届いたメールを、各人のメールソフトの受信ホルダーから見ているのです。
この受信ホルダーには、「POP」設定でも「IMAP」設定でも、同じメールが表示されます。
では、「POP」と「IMAP」では何が違うのでしょうか?
保管庫(メールサーバー)に届いたメールを自分のメールソフトに「ダウンロード」する方法が「POP」です。
保管庫に届いたメールをダウンロードしないで、保管庫の中のメールを直接見に行く方式が「IMAP」です。
「POP」と「IMAP」では、受信メールの保管場所が異なっている、ということになります。
「POP」の場合、受信したメールはPCに取り込まれます。
(既定の設定ではPCに取り込まれたメールは、一定期間後サーバーから自動的に削除されると思います)
メールサーバーから削除されると、メールが保管されているのは自分のPCの中だけとなります。
(サーバーから削除されてもPCには残ります)
そうすると、このPC以外のメディアや外出先からは、受信メールを見ることができません。
今後は、このPCだけで受信済のメールを見ることが出来る、ということになります。
なお、PCの中からも完全に削除してしまうと、今後どこからも見ることは出来なくなります
(メール受信後も「サーバーにメールを残す」設定に変更しておけば、IMAPと同じように使えますが!)
一方、「IMAP」の場合、メールサーバーを直接見に行くので、アクセスできる環境であれば、
どのメディアから(パソコン、スマホ、タブレット)でも、世界中どこにいてもメールが見れます。
(しかし、IMAPは、サーバーから削除した時点で、メールが完全に消滅してしまいますので注意が必要です)
上記内容は、私の雑なメールに対する知識による見解なので、間違っているかもしれません。
参考程度に見ておいてください!