鉋の再生の続き
古鉋は当然のことながら、台も汚れて、狂っています。
表面を台直し鉋で削って、表面を仕上げます。
およそ鉋で削った後はペーパー#240で表面を磨き、くず貯まり部分は
鑿とスクレーパーで汚れを取ります。
台を削れるように直すと、刃口が大きく開いているので埋め木をします。
カッターで刃口に小穴を突いて、樫の木で埋め木します。
表馴染はエポキシ樹脂のクイックメンダー使って刃のなじみを作ります、
この際に刃に油をしっかり塗っておかないと、抜けなくなるので注意。
はみ出た部分を鑿で削り取ります。
刃が当たるぎりぎりまで攻めます、
ほんの少し残った部分を鑿で突いて
鉋屑が通るように調整します。
大切な部分なので、よく切れる鑿を使って慎重に作業を進めます。
際鉋用に刃が斜めになっているので研ぎにくいことこの上ない、
木曽桧を試し削りするとこれくらいまでは復活します。
明日もきっといい日です。
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