私が、アメリカの文房具で初めて使い込んだのが「リーガルパット」でした。
「黄色のレポート用紙?」
日本のレポート用紙になれているほとんどの人にとって、リーガルパットは「?」な物です。
まず、なんで黄色なのか。赤い縦線と水色の罫線、その線もにじんでいるところがあったりと、精度があまりいいとは言えなかったりします。そして表紙がなく、一番底に分厚い厚紙が入っている。
私も、何で使い始めたのかは覚えていないのですが、もの珍しさからだったかもしれません。
リーガルパットは、トマス・ホリーという製紙業者が作ったものです。現在もリーガルパットの代表的メーカーであるAMPAD(アムパット)社を創業(1884年)し、紙くずを集めて安価なノートをつくり始めました。
そんな中、営業担当者からお得意様の判事が自分で無地のノートに罫線を引いて使っているのだが、あらかじめ罫線が引かれているものが欲しいと言っていると聞き、作ったのがリーガルパットでした。
その時、書き込み用の余白と、縦線も入れました。
その形が似ているのでリーガルパットをレポート用紙と比較してしまうのですが、まったくレポート用紙とは異なる商品です。
まず、レポート用紙はまとめた文章を記述するためのものです。その名の通り、レポート用の用紙なのです。
それに対し、リーガルパットはレポートを作成する前に、文章の構成を考えたりアイデアを書きなぐったり、ラフに何でも書き込んでいく使い方をします。レポート用紙というよりは罫線の入った落書き帳です。
そういう使い方をするため、すぐ書き込めるように表紙がなく、書いたら切り離せるようにミシン目がついているのです。また、机の上だけでなく立っても使えるように背に分厚い厚紙を入れています。
クリップボードに雑紙を挟んでおいてメモ書きをするのが一番近いのではないでしょうか。実際にそうやってクリップボードを使っている人は何人もみたことがあるので、是非リーガルパットを試してもらいたいです。
リーガルパットのような商品がアメリカで定番となったのは、おそらく、タイプライターの文化があったからだと思われます。正式文章を作るまでにリーガルパットのようなものを使い考えをまとめ、それをタイプライターで清書する。それと比べ、日本は漢字を使用するのでワープロが誕生するまで手書きでレポート用紙のようなものに清書するという違いです。ただ、日本でも考えをまとめるためのものが使われていたと思うので、それは雑紙を使っていたのではないでしょうか。アメリカは日本に比べ資源が豊富だったので大量に紙を消費できたのでしょう。
最後に、リーガルパット最大の謎である、黄色い紙についてです。
所説ありますが、黄色い用紙だと白い紙の中にまぎれても探しやすいからとか、元のノートが雑紙を集めて作った紙から作っていたので色をそろえるために白ではなく黄色で染めた、黄色い色は目に優しいからなどです。
今売られている商品を見てみると、黄色のものが定番ですが、様々な紙の色のものがあります。白はもちろん水色、グレー、ピンク、グリーンなど。
個人的な意見ですが、おそらく雑紙の色を合わせるのに染めたのが最初で、使ってみたら黄色で色々良かったのか、あるいは売るために理屈をつけたのではないでしょうか。
何にせよ、リーガルパットは非常にアメリカらしい文房具です。ノートとかレポート用紙とは違い、雑紙の束だと思って使うとこんなに使い勝手のよいものはないので、是非試して欲しいです。
「黄色のレポート用紙?」
日本のレポート用紙になれているほとんどの人にとって、リーガルパットは「?」な物です。
まず、なんで黄色なのか。赤い縦線と水色の罫線、その線もにじんでいるところがあったりと、精度があまりいいとは言えなかったりします。そして表紙がなく、一番底に分厚い厚紙が入っている。
私も、何で使い始めたのかは覚えていないのですが、もの珍しさからだったかもしれません。
リーガルパットは、トマス・ホリーという製紙業者が作ったものです。現在もリーガルパットの代表的メーカーであるAMPAD(アムパット)社を創業(1884年)し、紙くずを集めて安価なノートをつくり始めました。
そんな中、営業担当者からお得意様の判事が自分で無地のノートに罫線を引いて使っているのだが、あらかじめ罫線が引かれているものが欲しいと言っていると聞き、作ったのがリーガルパットでした。
その時、書き込み用の余白と、縦線も入れました。
その形が似ているのでリーガルパットをレポート用紙と比較してしまうのですが、まったくレポート用紙とは異なる商品です。
まず、レポート用紙はまとめた文章を記述するためのものです。その名の通り、レポート用の用紙なのです。
それに対し、リーガルパットはレポートを作成する前に、文章の構成を考えたりアイデアを書きなぐったり、ラフに何でも書き込んでいく使い方をします。レポート用紙というよりは罫線の入った落書き帳です。
そういう使い方をするため、すぐ書き込めるように表紙がなく、書いたら切り離せるようにミシン目がついているのです。また、机の上だけでなく立っても使えるように背に分厚い厚紙を入れています。
クリップボードに雑紙を挟んでおいてメモ書きをするのが一番近いのではないでしょうか。実際にそうやってクリップボードを使っている人は何人もみたことがあるので、是非リーガルパットを試してもらいたいです。
リーガルパットのような商品がアメリカで定番となったのは、おそらく、タイプライターの文化があったからだと思われます。正式文章を作るまでにリーガルパットのようなものを使い考えをまとめ、それをタイプライターで清書する。それと比べ、日本は漢字を使用するのでワープロが誕生するまで手書きでレポート用紙のようなものに清書するという違いです。ただ、日本でも考えをまとめるためのものが使われていたと思うので、それは雑紙を使っていたのではないでしょうか。アメリカは日本に比べ資源が豊富だったので大量に紙を消費できたのでしょう。
最後に、リーガルパット最大の謎である、黄色い紙についてです。
所説ありますが、黄色い用紙だと白い紙の中にまぎれても探しやすいからとか、元のノートが雑紙を集めて作った紙から作っていたので色をそろえるために白ではなく黄色で染めた、黄色い色は目に優しいからなどです。
今売られている商品を見てみると、黄色のものが定番ですが、様々な紙の色のものがあります。白はもちろん水色、グレー、ピンク、グリーンなど。
個人的な意見ですが、おそらく雑紙の色を合わせるのに染めたのが最初で、使ってみたら黄色で色々良かったのか、あるいは売るために理屈をつけたのではないでしょうか。
何にせよ、リーガルパットは非常にアメリカらしい文房具です。ノートとかレポート用紙とは違い、雑紙の束だと思って使うとこんなに使い勝手のよいものはないので、是非試して欲しいです。