文房具をさがしに

お気に入りの文房具や日々みつけたものについて書いていきます。

OfficeDEPO コンポジションブック

2020年08月16日 | アメリカの文房具


OfficeDEPOの黒いコンポジションブックです。
「COLLEGE」と表紙にありますが、細罫(約7mm)のことで、上の学年の学生あるいは、大人向けになります。細罫といっても、日本のノートではA罫の幅になるので、日本人の感覚では細罫にはなりません。
アルファベットに比べ圧倒的に細かい漢字を書く日本の方が罫線幅が狭いノートを使っているのは面白いです。



おなじみの赤い縦線つきです。紙が薄めなので裏ページの赤線も透けて見えます。
ページ数は80枚の160ページで標準的です。



表紙の裏面には週間の時間割表があります。名前、学校名、住所を記入する欄があり、9時間目まで記入できます。そして授業ごとにどの部屋か記入欄があります。



裏表紙の裏面です。



単位換算表です。長さ、面積、容量、重さ、気温があります。



分数の足し算、掛け算、割り算。パーセント。分数と小数とパーセントの比較表です。



掛け算表です。9×9ではなく、12×12の表になっています。
低学年向けのノートではないのに掛け算表がのっているのは興味深いです。

コンポジションブック

2020年08月16日 | アメリカの文房具


表紙の模様が特徴的な、アメリカで最もメジャーなノートです。
おしゃれという人もいれば、なにこれと思う人もいると思います。

この模様は大理石柄と言われたり、マーブルパターンであるとも言われています。
マーブルパターンで印刷されたノートは、19世紀半ばにフランスとドイツで登場し、それをアメリカのノートメーカー(ROARING SPRING等)が20世紀初めにマネして製品化しました。
そして、それが学生向きのノートとして定着し、ずっと使われ続けています。

コンポジション(composition)とは構図、創作(すること)、作文、組版などの意味があり、composition bookは、作文ノート、創作ノートということかと思います。
学生を中心に広く使われているノートということで、日本のキャンパスノートのような存在です。
ただ、キャンパスノートはコクヨの製品ですが、このコンポジションブックは、表紙の模様をはじめとした作りは一緒ですが、数多くのメーカーが製品化しているというところが違っています。

コンポジションブックの特徴としては、次が挙げられます。

(1) 表紙がマーブル柄
 基本は黒のマーブル柄ですが、色違いのマーブル柄や、デザインものやキャラクターものもあります。

(2) 糸かがり綴じである
 折丁の背を糸で縫い束ねる方法方法です。真ん中のページを開いた時に糸が見えます。



(3) ページ数が多く、紙が薄い
 普通のものでも80シート160ページあります。日本の普通のノートは30シート60ページなので、倍以上。多いものでは120シート240ページのものもあります。
 紙は薄目ですが、すぐ破けるようなことは全くありません。



(4) 背にしっかりとした製本テープが張られている
 日本のツバメノートなどに比べてもかなりしっかりした製本テープが張られています。このおかげでラフに扱っても大丈夫です。



(5) 学生向けのものは、表紙・裏表紙内側に学生向け印刷がされている
 週刊時間割を記入する表や、単位換算、掛け算表などが印刷されています。



(6) ページの左側に赤い縦罫線が引かれている
 アメリカのノートは罫線が引かれているものがほとんどです。



(7) ノートの角が丸くカットされている
 使っていると、角が当たらないので使いやすく感じます。