田中大介ブログ2

関西大学卒業
杏林大学大学院修了
日本の国家安全保障とメディアを研究
田久保忠衛・元時事通信ワシントン支局長に師事

日本の国家安全保障90年代 22再

2022-05-08 14:54:17 | 安全保障

海上自衛隊 1995年 新・防衛計画の大綱における防衛体制2

 

 

 

 

掃海部隊も2個掃海隊群から1個掃海隊群に半減された。

 

 

このあいだ、

 

潜水艦を狙う深深度敷設機雷の処分用に導入された

 

MSO-301「やえやま」を1番艦とする

 

やえやま級掃海艦

 

が1993年から1994年に3隻導入されている。

 

 

また、

 

老齢化した掃海母艦と機雷敷設艦の代替に

 

MST-463「うらが」級を1番艦とする

 

うらが級掃海母艦

 

が2隻就役した。

 

1個掃海隊群・掃海艇12隻へ支援・補給し、

 

シコルスキーMH-53Eシー・ドラゴン掃海ヘリコプターを運用して、

 

高性能機雷敷設能力を保有する。

 

 

掃海能力は質的には向上したが数的には削減され、機雷というテロリストにも使用可能な貧者の兵器の処理能力の削減は、北朝鮮やテロの脅威がある時に問題である。

 

 

 

 潜水艦部隊は6個隊16隻体制が維持された。

 

ただでさえ少ない潜水艦部隊を削減しなかったのは当然といえよう。

 

1998年に就役したSS-590「おやしお」を1番艦とする

 

おやしお級(基準排水量2750トン、水中排水量3000トン、ディーゼル・エレクトリック推進、533mm魚雷発射管6門)

 

からは従来の運動性重視の涙滴型船体から、静粛性に優れる葉巻型船体に変更された。

 

さらに音響のステルス化をはかるため、吸音タイルを多用した。

 

フランク・アレイ・ソナー、コンフォーマル・アレイ・ソナーを搭載し、捜索探知能力を向上させている。

 

船殻には高張力鋼NS80、NS110が使用され、潜行深度も向上している。


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