なんのかんのいって結局アバターを見ました。勿論3Dです。
3D映画を見るのはこれで3度目ですね。最初は小学生の頃で
「忍者ハットリくん&パーマン 超能力ウォーズ」。これは片目ずつ赤と緑の眼鏡を貰って見たのを覚えています。初めてだったので新鮮だったんですがどの程度飛び出していたのか記憶が無いです。あの頃はアニメだからこそ出来たのかな?
2度目は上京当時、タカシマ屋タイムズスクエアに行った時です。恐竜の30分程度の映画でしたが、これが
めちゃくちゃ飛び出ていました。
控えめの内容だったのでティラノがこちらへ襲ってくる事も無かったが、そうなったらショック死した人もいたでしょう。
そして、アバターの感想です。
飛び出し具合はそれ程でもなかったんですが、やっぱ見始めの頃はインパクトありました。異星の世界観も悪くないです。映像も面白くジャングルも色彩豊かでした。でもこの世界観、そんなに大きくジャンプはしていません。「異星」というより同じ地球にある「魔界」ですね。地球人の感覚で親しめるようにしたのは『大自然の一部としての自分達』的な感覚を出したかったんでしょうね。
ただ、少し長かったです。途中から他人の夢の設定話を延々と聞かされているような気に…(どんなに似せていても地球じゃないし)。
嫌いでは無いんですが世界観描写はあの2/3くらいで良いと思いました。
これは僕だけかもしれませんが、実はあのメガネ、2時間を過ぎた辺りから拷問具と化していたせいもあります。とにかく鼻骨に食い込む食い込む。手でずっと支えていなければならなかったです。アメリカンサイズなのか?僕は裸眼なんですが、メガネに慣れている人はもっと鼻骨が丈夫なのかもしれないですね。
内容はダンス・ウィズ・ウルブス、ラストサムライと骨子は同じです。「白人が未開人に溶け込んで一緒に反逆する」という流れ。
インディアンがサムライになり、さらに次の未開人を求めて宇宙へ飛び出した、という事でしょうか。
(本当は「構造云々」という言い方は嫌いなんですが… ああ、すみません~)
釈然としなかったのは赤い鳥の手なずけ方。「赤い鳥はピラミッドの頂点なので上を見上げないから云々~」でパッパと片付けるセンスが微妙です。
長々と「崇高なる未開人」を描こうとしておきながら、結局あそこで何一つ尊敬していなかった事にしてしまった気がします。あの部分を最も丁寧に工夫を凝らして描いて欲しかったです。
でも結果的にはそれなりに楽しめました。こういう魅惑的な世界観と人々が出てくる映画を創り上げた監督やスタッフはすごいと思います。
総合的には面白かったです!(本当に)。