10月16日、ベラルーシ外務省はチハノフスカヤ氏を再び国際指名手配しました。だったら、8月に国外退去しなければよかったのに、という意見もあり、また最近になって、チハノフスカヤ氏がベラルーシ大統領に借金(当座の生活費)を頼んだから、渡した、そして国外へ出て行ったと話しています。だったら国外へ出るための資金そのものを貸さなければよかったのに、今頃指名手配です。もしかして、借金を返しなさい、ということなのでしょうか。それでわざわざ国際指名手配をするものでしょうか。
今日チハノフスカヤ氏はカナダの外相と会談しました。
ドイツに滞在中のアレクシエーヴィチは各国の外相などと活発に面会・会談を重ねています。
朝、ミンスク環状線道路の複数の箇所で反政府デモ参加者が道路を封鎖し、交通渋滞が起こっています。
運転手の中も反政府派の人がいるだろうし、出勤途中の人もいるのだから、当然口論になります。こういうデモ活動はやめてほしいです。
ベラルーシの人気歌手マックス・コルジュが新曲のPVを撮影中ですが、デモ集会参加者をバックに撮影することにして、日時と場所を前もって告知。今日、大勢の人が撮影現場に集まりました。
撮影終了後も撮影に参加した人々はコルジュの歌を歌いながら解散しました。
ベラルーシの大学では正当な理由もなく(あるいは反政府デモに参加するために)合計10時間以上授業を欠席した学生は、1ヶ月分の奨学金がもらえなくなると決定しました。
また内務省から携帯に警告メールが届きました。「自分が住んでいる町を大切に!」公園のベンチやゴミ箱などをバリケードに利用したり、ボヤ騒ぎを起こしたり、壁に落書きをしてはいけません、というメールです。
今度はバイバーを使ってこのようなメッセージが不特定多数の利用者に届きました。
「ヨーロッパ委員会から。反政府デモ集会に参加中、負傷した人はヨーロッパ高等裁判所を通じて弁償金がもらえる権利があります。詳細はこちら。」
明らかにこれは詐欺メールです。ヨーロッパ高等裁判所は存在しません。このような火事場泥棒のような詐欺師をベラルーシの警察はじゃんじゃん逮捕してほしいですね。
内務省の発表です。
「内務省職員、軍人は必要に応じて、銃器や兵器を治安維持のため使用します。 」と宣言しました。
それは反政府デモ参加者の中に過激な集団がいて、投石、瓶を投げつける、ナイフを所持していることがあり、バリケードを作ったり、古タイヤを燃やしたりしてる。市民の平和的なデモ活動とは無関係。過激派の多くはアナーキストあるいはサッカーのフーリガンである・・・そうです。
クパーラ劇場の前劇場長のほか多くの俳優が退職、あるいは解雇しましたが、その代わりに政府の指示により、ハローシキ舞踊団(来日講演したこともあります。ベラルーシ最大最高レベルの民族舞踊団)が出演することになりました。団員の中には「私は出演したくない・・・。」と拒否している人もいるようですが、団長は悩んだ末に出演することを承諾。前劇場長のラトゥシコ氏はハローシキの団長を批判しました。
今夜もミンスク市内の団地でデモ集会、ベラルーシ各地で人間の鎖が作られました。