10月25日、野党が示していた最終通告の日になりました。今日中に大統領が辞任表明する(今日中に辞任するわけではない。)政治犯の全員釈放をしなければ、明日から全国ストライキに入るよう、野党が国民(主に国営企業の従業員)に呼びかけています。
大統領の辞任を要求するデモが最も激しくなりそうなので、朝から警戒した軍用車、放水車、護送車などが次々とミンスク市内の要所(主に大勢の人が集まりやすい広場など)に配置されました。
昼の12時ごろからミンスク地下鉄駅のうち12駅が閉鎖されました。またミンスク市中心部では道路が封鎖されています。
ほぼ同じ頃モバイルの接続状況が悪くなりました。
ジャーナリストの身柄拘束が始まりました。
地方都市でもデモ集会が始まりましたが、身柄拘束も始まっています。ゴメリ市では73歳の女性が拘束されました。
ミンスクでは約10万人の反政府デモ行進が始まりました。あのニーナさんも登場。みんな拍手で迎えました。
リダ市では催涙ガスがまかれ、救急車がデモ集会の場所に複数集まっているそうです。
グロドノ市だけで、今日80−100人が身柄拘束されたという報道がありました。
夕方5時過ぎ、閉鎖されていたミンスクの地下鉄12駅のうち大部分が閉鎖解除されました。
デモ行進はオルロフスカヤ通りに沿って進んでいたのですが、午後6時ごろ閃光弾が複数発射され、デモ参加者の一部が散り散りにされました。
またそのせいで近隣のアパートの窓ガラスなど一部が破損しました。
ゴム弾が発射されたという情報もあり、腹部に命中して血を流している男性の画像がネット上で出回っていますが、命に別状はないとのこと。
ミンスク市内だけで120人が拘束され、また2人の警官が負傷したとのことです。
団地デモをしていたのかどうかよくわからないのですが、午後10時ごろ、ミンスク市内の団地内にパトカーが来て、女性1人が身柄拘束されました。拘束のようすをスマホで動画作成していた近所の人によると、1人の子どもがいるシングルマザーだそうです。母親が拘束されたら、子どもはどうなるのでしょうか。
団地デモを熱心にしていたカスカード高層マンション群の近くの道路上で何かが炎上しています。消防車が来てすぐに消し止めましたが、詳細はわかりません。
ハッカー集団サイバーパルチザンが、オクレスチナ収容センターの所長など、12名の個人情報(実名)を得ることができたとネット上で譲歩提供しました。
国営テレビBTの有名司会者が今日の反政府デモ行進を取材中、デモ参加者たちから、
「BTは恥を知れ!」「ギャラをくれるところへ行って取材しろ。」などと言われ、さらに1人の身元不詳の男性から顔に唾を吐きかけられました。
最近この司会者はベラルーシ軍についてテーマにした番組を担当していたそうです。