ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2018年と2019年のコンサート動画を公開しました。

2021-07-17 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 ギタリストの田中将浩さんをお迎えして、2018年と2019年に日本語で歌うコンサートを日本文化情報センターが行いましたが、そのときに撮影した動画を組み合わせて、ダイジェスト版の動画を作成しました。YouTubeで視聴できるようになりましたので、お知らせします。

2018年のコンサート動画はこちら

2019年のコンサート動画はこちら

田中将浩さんと日本語で歌おう会2018年について詳細はこちらです。
田中将浩さんと日本語で歌おう会節分コンサートについてはこちらです。

 当時はYouTubeに動画をアップすることなど考えていなかったので、かなり適当に動画撮影をしていたため、画質音質ともによくありませんがすみません。2019年のほうはまだましです。

 このころはコロナもなくて、いい時代でしたね・・・。
 出演者の皆さんの人生も大なり小なり変わってしまいました。

 2019年節分コンサートでみんなで歌った「浜辺の歌」は映画「二十四の瞳」の挿入歌なのです。このころは壺井栄ロシア語訳作品集の翻訳を進めていた時期で、「どんなに遅くても2020年には出版できるだろう。」と楽観的に考えていたのが、すっかりベラルーシの状況が変わってしまいましたね。

 でも、コロナの流行、新美南吉の詩「明日」の朗読動画をYouTubeで公開しよう、日本文化情報センターのチャンネル開設、せっかくだからコンサートの動画作ってしまおう、という流れだったので、変な感じもしますが、コロナに感謝しないといけないというか、転んでもただでは起きない精神を持とうと思ったり・・・です。

 公開が遅くなりましたが、良い思い出、そして歌を通じての日本語学習の記録の一つとして動画撮影したことを日本の皆様にもお知らせします。

 

 
 

2021年7月17日、ようやく雨

2021-07-17 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年7月17日、ようやく雨が降り、気温が下がりました。
 しかし、大雨のため各地で道路の冠水が起きています。ミンスクは6月末の道路冠水ほどではありませんが、グロドノはもっと大きな被害が出て、予定されていた解放記念日式典が延期されました。
 落雷で4人が死傷する事故も起きました。

 またリトアニアへ大量の不法入国者です。1日で121人、うち106人はイラク難民でした。

 ベラルーシ人ジャーナリストの出国が続いています。

 出版社クニガズボルが政府により閉鎖されました。

 エストニア外務省は、ベラルーシにあるエストニア大使館に新しく大使を任命しないことを発表しました。エストニア外務省はすでにベラルーシ国内にいるエストニア人に対して、長期の居住者でなく、短期滞在者の場合、早く帰国、あるいはベラルーシを出国するよう勧告しているので、新しい大使を任命するつもりはないのでしょう。エストニアとベラルーシの関係がさらに悪化しそうですね。

 

 

ベラルーシのコロナウイルス感染者43万3409人。死者数3316人

2021-07-17 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年7月17日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は433409人になりました。1日の新規感染者数は1021人です。1日の新規検査数は1765件で増えましたが新規感染者数はやや減りました。

 死者数は3316人です。

 707万件を超える検査数となりました。
 
 75万人がワクチン接種2回目を完了しました。
 

特別展「コロナ禍に南吉を読む」

2021-07-17 |   新美南吉
 新美南吉記念館では、7月17日から10月24日まで特別展「コロナ禍に南吉を読む」の開催を予定しています。
 コロナウイルスと同じ伝染病である結核に苦しんだ南吉の生涯や作品から何が読み取れるかを問う展示会です。
 詳しくは新美南吉記念館のHPをご覧下さい。

 キーワードとして「孤独と孤立」「暴走する正義」「差別と分断」などが挙げられています。
 このご時世、こういうテーマについて考えたくない人もいると思いますが、やはりコロナ禍が人間や社会が持っている問題をあぶり出していると思うのです。文学や文学者の人生を通して、このような問題をどのように解決したらいいのか(感染拡大防止方法ではなく、個々の考えのありかた)今、考えてみるのはとても大事なことだと思います。

 展示会場では、昨年から新美南吉記念館に寄せられた、詩「明日」の朗読動画から何本かを選んで常時上映する予定だそうです。その1本に日本文化情報センター日本語教室の生徒の朗読動画も選ばれました。
 長い展示会の期間中、朗読動画が上映の仲間入りできてうれしいです。
 
 また、7月30日の南吉さんの誕生日へのお祝いメッセージの一つとして、直接お祝いの言葉を言っていないのですが、朗読動画「二ひきの蛙」が紹介されるそうです。ありがたいことですね。
 「二ひきの蛙」を見て、「いろいろ考えさせられた。」というベラルーシ人からの感想も私に届いています。やはり作者の文学の力によるものだと思います。