ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者44万2831人。死者数3424人

2021-07-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年7月28日の書き込みです。
 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は442831人になりました。1日の新規感染者数は950人で増えました。しかし新規検査数は20965件で、昨日の3倍以上なので、感染は拡大したとは言えません。

 死者数は3424人です。

 436903人が回復しました。

 724万件を超える検査数となりました。


 さて、私もワクチン接種第1回を終わらせました。
 職場枠での順番を待っていたのですが、何ヶ月待っても音沙汰がありませんでした。
 結局、職場で集団接種という方法はなくなったのです。そして、希望者は好きなときに好きなときに接種しなさい、場所は自宅近所の診療所か町中のワクチンセンターで、という通達が来ました。
 ベラルーシ国籍を持っていない私は外国人枠で受けさせられるので、有料になるのではと心配していたのですが、外国人であっても公務員であって、給料から税金を払っているわけですから、近所の診療所で尋ねると、無料であることが分かり、1回目の接種に行ってきました。

 摂取前に体温と血圧測定、アレルギーの有無を確認。私が行ったときは前に並んでいる人はゼロで、すぐに受けることができました。ワクチンは選択の余地なく、ロシア製のスプートニクⅤですよと告げられ、中国製だったら断ろうと思っていた私も安心しました。
 接種した箇所は3日間は水で濡らしてはダメ、アルコール摂取は禁止、もし副反応が出ても、病気じゃないから自宅で安静にするように、痒くなってもかいてはいけない、熱が出たら市販の解熱剤で対処、アレルギー反応を抑える薬を薬局で買ってきて服用しなさい、と言われました。
 その後、もう帰っていいですよと言われたのですが、10分はその場で待機して、急激なアレルギー反応が出ないか観察待ちしないといけないのでは?と私が言うと、
「気になるなら、そこの廊下の椅子でしばらく座っていたら?」
というご指示が出ました。
 ベラルーシ人はみんなすたすた帰ってしまうようです。
 私は念のため、しばらく廊下のベンチに座って、10分経ったころに診療所を後にしました。

 ところが帰宅途中から、どんどん左腕が痛くなってきて、筋肉痙攣を起こすし、関節は痛むし、指先は痺れるし、吐き気までしてきて、家についてからしばらく寝ていました。少し熱も上がったのですが、これは2時間ほどで平熱に戻りました。でも、今もずっと左腕が痛いし、両足の指の先も少しですが痺れている感覚があります。
 2回目の接種のほうが副反応が強く出るらしいので、今から憂鬱になりましたが、実際に感染して発病したら、もっと辛いのだから、副反応のことは忘れて3週間後にちゃんと2回目の接種を受けようと思います。

 それから、副反応が出る人のことを考えると、職場の集団接種はいい考えではないですね。従業員全員が一斉に副反応を起こして、仕事ができなくなったら職場が回らなくなります。
 最初から、希望者から順にワクチンセンターで打つようにして、ただし、職場の中では話し合って順番を決めて、従業員は一人ずつ数日ずらして接種しに行くように決めておくのがいい方法だと思いました。

 もちろん私の職場は上の人間がそんなことを考えないので、副反応のせいで仕事を休む人がほぼ同時に出てきて、人手不足になっていますが、私の知ったことではありません。
 今、ベラルーシでは国を上げてのワクチンキャンペーンを推進しており、国民の健康より、数字を上げるほうが優先になっています。
 いきなり、7月末までに全職員に接種させろ、と市役所から全市立図書館に通達が来て、この最終週に一斉に司書は受けに行ったのです。
 私はわざとずらして今週金曜日に行きますよ、まだ7月だから間に合うでしょう?と館長に言ったのに、とにかく数字の報告書を早く作りたい館長は、早退してもいいから今すぐ受けに行けというので、診療所に行ってきましたが、副反応が出たので私は休みを取っています。
 また人手が一人足りなくなりました。今日の職場はてんてこ舞いになっていると思いますが、私の責任ではないです。
 コロナのような非常事態下に、やはり上に立つ者の管理・運営能力が視覚化されますよ。館長も館長ですが、市役所も混乱しているのか、ちゃんと指示が出せていないですね。
 と、動かせる右手でこの記事を書いて投稿します。
 私は右利きです。ちなみに同じ右利きのS夫はなぜか右腕にワクチン接種され、副反応のふの字もなく、禁止されているのに暑いからとビールを飲みながら、オリンピックの中継を見ています。
 
 
 
 

2021年7月28日、日中また暑くなりました

2021-07-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年7月28日、今朝は気温も下がり良い天気となりました。しかし昼間はまた蒸し暑くなっています。

 今日はリトアニアへの不法入国者が171人も拘束されて、前日の一桁から三桁に逆戻りです。
 ウクライナ政府は、リトアニアがベラルーシとの国境に張る鉄条網を大量に提供することを申し出ました。
 またウクライナへの入国を厳しくする方針です。これはコロナウイルス感染拡大防止のためですが。

 第二次世界大戦中の激戦地、ブレスト要塞を保存する基金のトップの自宅に家宅捜査です。

 26日月曜日午後8時に、大規模なサイバー攻撃がかけられるという噂が当日流れていたのですが、結局何も起こらず、フェイクニュースだったんだねと思っていました。
 今年からベラルーシのパスポートはIDカード入りの新しいものに順次変更されていく予定です。その個人情報が保存されているシステムにハッカーが侵入。
 ベラルーシ高官などのデータを破壊したと声明を発表しました。
 その中には元キルギスの大統領でベラルーシに逃亡中、さらにキルギス政府から身柄引き渡しを要請されているバキエフ氏のデータもありました。
 つまり、ベラルーシのパスポートを所持しているので、ベラルーシ国籍も持っている、ということです。
 元キルギス大統領がベラルーシ人になっているということですね。


 ベラルーシの政治思想犯は586人になったと人権擁護団体から認定されました。