2021年7月23日。東京五輪開会

　2021年7月23日。日本では東京五輪開会式の日ですね。

　ベラルーシ大統領はすでに日本へ出発したベラルーシ選手に激励の言葉をかけました。

　私が少し心配しているのは、ベラルーシ人選手が日本で、帰国したくないと日本で政治亡命を申請することです。
　経済亡命（経済難民）しようとしたウガンダの選手は帰国しましたが、それは命が奪われる可能性はないからです。
　しかし、ミャンマーのサッカー選手（五輪出場選手ではないですよ）は、帰国後の生命が危険なので、今のところ難民申請をしようと日本に滞在中です。
　ベラルーシの選手が、東京五輪で滞在中、目立つように白赤白の旗を掲げたりすると、政治亡命の難民申請をすると思います。

　一方で、こんな心配はあまりしていません。ベラルーシのスポーツ選手で、反政府派はとっくにリトアニアに出国しています。今東京に来ている選手やトレーナーは政府の支持派なので、東京でいきなりそうではないと表明する可能性は低いです。
　そして、出発前に、そういった（ベラルーシの法律に反する）行為はしません、と一筆書かされていると思います。

　さて、開会式が始まりました。五十音順なのでベラルーシは最後のほうでしたね。ようやく登場。先頭の旗手が国旗を持っているのは当然なのですが、最後尾の選手（トレーナーかも）がもう一枚国旗を広げてよく見えるように四角になるように掲げて、行進したときは、ああ、やっぱりこの国旗が本物なのですよと世界にピーアールしたかったのだろうな、と思いました。
　そういう意味においては会場が無観客でよかったです。

　ベラルーシではオリンピックのことは大して話題にもなっておらず、ネットニュースの注目ワードにもなっていません。

　トップニュースは、今年の国内の穀類の収穫は豊作であることです。

　日本のメディアが、在日ベラルーシ人の会が旧国旗を掲げて、ベラルーシオリンピックチームを応援したことをニュースにしています。現政権に反対の立場なのに、代表に選ばれて来日している選手が7人いるそうです。
　この選手の胸中やいかに・・・。それから、政府に反対しています、という選手に向かって、だったら我が国の代表に選んでやらないと厳しく突っぱねることはせず、結局代表に選んでしまうベラルーシ政府。よっぽどメダルがほしいのでしょうね。有力選手だったら、厳しくせずにやっぱりオリンピックに送り出そうとするんですね。
　
　ベラルーシにある人権擁護団体などさまざまなNGOを調査すると宣言していた通り、40箇所以上のNGOが「洗い流されました」。

　ベラルーシからリトアニアへ不法入国者が1日で90人以上と、減りません。

　イラクの航空会社イラク・エアウェイズは、バグダット・ミンスク間のフライトを2倍増やすことを決定しました。

　リトアニアはベラルーシとの国境に鉄条網を張り巡らしていますが、鉄条網がなくなりつつあります。あわてて今製造しているかもしれません。

　ベラルーシでは原発（複数の原子炉）の建設が進んでいますが、2030年までに放射能廃棄物を一時的に保管する施設を建てると発表されました。場所はまだ未定です。

ベラルーシのコロナウイルス感染者43万8767人。死者数3376人

　2021年7月23日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は438767人になりました。1日の新規感染者数は1103人です。新規検査数は16976件なので、やや感染が増えています。

　死者数は3376人です。この数字のペースは全く落ちませんね・・・。

　432655人が回復しました。

　717万件を超える検査数となりました。

　83万人がワクチン接種2回目を完了しました。