自動車学校の先生 奮闘記(After story)

元教習指導員が安全運転を祈念して語ります。 あと楽しかったこととか悩みとか・・・

運転中のスマホは絶対やめて!!

教程3標識・標示2

2012年02月13日 | みんなが苦手な学科
最初は普通に学科的な話し。

標識とは、道路付近に立っている看板です。

標示とは、道路に書いてある文字や記号や絵です。

で、ここからがポイントなんですが、

標識は、

1・規制

2・指示

3・警戒

4・案内

の4種類、

標示は、

1・規制

2・指示

の2種類。

まぁ、例えば、
ローマ字にした頭文字をとって、

標識は、KSKA

標示は、KS

など、自分なりに工夫して、
種類を覚えておきましょう!

また、標識や標示の挿し絵付きで、

「これは車は進入できないことを表す指示標識である」
と言うような合わせわざで出てくることもあります。
ちなみに、この例題は車両進入禁止の「規制」標識のことなので、×ですけどね。

つまり、それぞれの標識・標示がどの種類に分類されているのかと言うことも併せて覚えておく必要があるわけです。

とは言っても、全部覚えておくのは難しいので、

規制標識は「赤」を使っているのがほとんどなので、
「赤は、規制標識」と覚えておいて、

ただし、「右折禁止」など規制標識の中にも「青」を使っている標識もあるので、
そういう例外みたいなのを特に注意して覚えておく。

というようにするといいと思います。

規制標識は「赤」

指示標識は「青」

警戒標識は「黄」

案内標識は「地名・道路名・行き先など」

ですね!
あとは例外を覚えましょう。

教程3 標識・標示1

2012年02月12日 | みんなが苦手な学科
まず心得ておかなければいけないのは、
標識・標示はその場所の交通ルールや注意事項を示したものなので、
試験に出る出ないに関係なく、

全ての標識・標示の意味を理解しておかなければいけない

ということです。

標識・標示の意味もわからず無視すると、
交通違反をしたり、
他の交通に迷惑をかけたり、
事故を起こしたりすることになります。

その場所にその標識・標示があるということは、
その場所にそのルールが必要だからあるわけです。


つまりそれだけ重要なものですから、
しっかり覚えているか確認のために、
結果的に問題数も多くなるわけです。


この教程の解説は、

1・道路でよく見かけるもの

2・意味を間違いやすいもの

3・似てるけど違うもの

を主に取り上げていきたいと思います。

教程2信号に従うこと4

2012年02月09日 | みんなが苦手な学科
長くなってきたので、
これでこの教程最後にします。

最後は「手信号」です。

ちゃんと覚えておけばサービス問題なんですけど……間違わないように覚えておきましょう!

確かに、若干ややこしいように見えますけど、簡単です。

まず、赤。
警察官の正面と後ろ側の人は「赤」です。
警察官の手がどんなことしてても「赤」です。

要するに、とうせんぼしてる状態ですね☆

…ということは、
黄色と青は、警察官の横側の人が対象になります。

警察官が手を上げてれば「黄色」です。

要するに、「チョット待ってね、色が変わるから」みたいなイメージです。

警察官が横にブラブラ手を振っていたら「青」です。

要するに、「は~い、行って行って~」っていうイメージです。


手信号の問題が出てきたら、
まず、警察官の前側なのか横側なのかをよく見ましょう!

教程2信号に従うこと3

2012年02月07日 | みんなが苦手な学科
前回の続きです。

チョット例題!

赤黄青の信号機のある十字路で青信号のとき、車は右折できる。

さぁいかがですか?

注目点は「車」と言う1文字です。

※※こう言う、たった1文字が正解・不正解の分かれ道になるので、問題文は一語一句しっかり読むことが最も大切になります!※※

さぁ、答えは×ですね!

前回の最初に念押ししました。
「車」は自転車も含みます。

右折とは、交差点内を通って右に曲がっていくことなのですが、
自転車が自動車と同じように交差点内を通って曲がって行くことは無いですよね~(笑)

ですから、「車」となると×なわけです。「自動車」なら○ですけどね!

(ちなみに、「右折」の部分が「左折」でも○ですよ!)

「青色」の右の矢印信号でも同じことが言えますのでチェックです!


続いて第2問。

点滅信号のある十字路があります。
あなたは自動車で、信号は、黄色の点滅です。
さて、誰が優先でしょうか?

どうでしょうか?
わざと言葉を少なくしてます(笑)

答えは、歩行者です!

点滅信号の交差点で最も優先される交通は、歩行者です。
歩行者は赤点滅でも黄点滅でも「他の交通に注意して進める」ことになってます。
黄点滅の自動車も「他の交通に注意して進める」のですが、
歩行者保護の点から、
自動車より歩行者が優先になるわけです。


さて、話題は変わって、
「黄色」の矢印信号の話しです。

すごく簡単な話しなのですが、なぜかよく間違える部分でして……。

「黄色」の矢印は「路面電車」専用ですから、みなさんには関係ありません!進めません!

「青色」か「黄色」かよく読みましょう!


続きはまた次回。

結構長いなぁ……(@_@)

教程2信号に従うこと2

2012年02月07日 | みんなが苦手な学科
まず今一度注意しておきたいのは、
「自転車」は決して「歩行者」ではない!
と言うことです。
自転車は「軽車両」であり「車」です。

では、
赤・黄・青の信号についてです。

簡潔に申し上げますと、

赤→絶対止まれ

黄→止まれ

青→進んでも良い

誰が→全ての交通

となります。

前回、車用の信号はあるけど歩行者信号はない、と言う例を出しましたが、
実は、赤黄青の信号は「車用」ではありません。
ですから、自分の進む方向にこの信号があれば、
歩行者もこれに従わなければなりません。


止まるときの車の停止位置ですが、
基本は停止線になります。

でも、停止線が無いときと言うのが、問題で突っつかれやすい所になります。
交差点の直前、横断歩道の直前などです。
よくチェックしておきましょう!


黄色信号のときの対応の仕方も、学科はおろか、技能教習でも大きな課題となってくると思うので注意が必要です。

基本は「止まれ」です。
ですから、路上でも、黄色でできるだけ止まれるように気をつけながら走ります。
ただし、黄色になるタイミングや後続車両、路面状況からみて、無理に止まろうとすると危険なときは、
例外的に進んでもいいよ と言うニュアンスだと思ってください。


青信号の「進んでもよい」は、
例えば、
横断者がいたら進まないでね。とか、
渋滞してて、交差点の中で止まってしまうようなら、そのまま赤になると邪魔になるから、青信号でも進まないで待っててね。とか、
そう言うことです。


続きはまた次回(^.^)

教程2信号に従うこと1

2012年02月06日 | みんなが苦手な学科
この教程の題名、
みなさんが小さな頃から教わっている言葉ですよね?

ところが、案外よくわかっていないのが事実なんですよ~(笑)

例えば、
あなたが歩道を歩いていると、目の前に歩行者用の信号があり、赤でした…
あなたは止まらなければいけないとわかりますよね?

では、次に、
あなたが歩道を歩いていると、車道の所には信号があるのに目の前には歩行者用の信号がない交差点があり、車道の信号は赤でした……
あなたはどうしますか?
と言うより、どうしていますか?

おそらく周りを見て、車が来てなければ進むのではないですか?
もしあなたは止まるとしても、
世の中には「車用の信号はあるけど、歩行者用の信号は無い所」と思ってる人も少なくないはずです。

そう!
道路には自動車だけではなく、
歩行者や自転車も通行していて、

1・どの信号で

2・誰が

3・どう通行できるのか

と言うことが、
この教程のキーポイントになります。


では、解説は次回から…。

教程1運転者の心得

2012年02月01日 | みんなが苦手な学科
教程1の内容的はそんなに難しくないとは思います。

ただし!
だからと言って、軽視すると足元をすくわれることになります。

実は、学科全体の内容からかいつまんで、常識的にも大切な部分を要約してるからです。

問題の出題傾向としては、
すごく細かな部分で引っ掛けてくることがあります。

例えば、シートベルト。
シートベルトをしなければいけないのは誰でもわかるのですが、
シートベルトをしなくてもいい時ってどんな時?

例えば、道路。
道路でやってはいけない事って具体的に何があるんだろう?

例えば、チャイルドシート。
チャイルドシートって何歳までは必ず使うの?正しい取り付け方は?

どうですか?ハッキリ答えられますか?
わかってるようでわからないことが満載なのが教程1です(~o~)

あと、必ず覚えておかなきゃいけないのは、
運転姿勢ですね!
これは細かいところまで全部覚えてください!

ここで心得ておきたいのは、普通車の免許を取る人でも、バイクの問題が出ます。
ですから、当然にバイクの運転姿勢も含めて、
細かいところまで全部覚えてください!と言うことです。

バイクの問題が全然わからないと必ず落ちますので(~_~;)


※「出題傾向」とは、あくまでも私の個人的な見解であって、実際の出題を補償するものではありません。
皆さんの勉強の取っ掛かりとなればと思います。

まず始めに!!

2012年01月27日 | みんなが苦手な学科
交通ルールを勉強する前に、まず必ず理解していないといけないのが、

「車」って何? です。

「車」とは簡単に言うと、
タイヤがついているもの全部を差します。

ですから、自動車やバイク、原付はもちろんのこと、
自転車などの軽車両も「車」です。

要するに、「車」と「自動車」は同じではないということをまず理解してください。

例をあげると、
「止まれ」の標識は、
「車は一旦停止し……」と言う決まりになっています。
ですから、自転車の人もこの「止まれ」の標識がある場所では、一時停止しなければならないわけです。

どうでしょう?

自転車に乗っているときに、この「止まれ」は自転車も止まらなければいけないことを知っていて、一時停止したことがありますか?
多くの人は、せいぜい「危なそうだったから止まってみた」ってところじゃないでしょうか(^^;?


意外と知ってるようで全然知らないのが、交通ルール…つまり道路交通法なんです(汗)

自動車を運転するようになると、歩行者や自転車、原付、バイクなどが、
たとえ急に飛び出してきたとしても、
ぶつかればあなたが悪いことになってしまいます。

実際、このように交通ルールを知らない人達がウジャウジャいる所を自動車で走るわけですから、
運転しているあなたがよく注意するしかないわけですよね?


なので、自動車を運転するみなさんが、

道路という場所がどんなに危険な場所なのかを理解し、

交通ルールをよく理解し、

安全運転とはどう運転することなのかを知り、

それを実践することが
真の安全運転者です。

その核となるのが学科教習です。


そもそも学科とは…3

2012年01月26日 | みんなが苦手な学科
さて本題に入っていきましょう!

なぜ学科のハードルが高くしてあるのか?

極端な例えですけど、

1・自動車を操作する技術が世界一だけど、「止まれ」の交差点を一切止まらない人

2・自動車を操作するのは仮免1時間目レベルだけど、「止まれ」の交差点は絶対に止まってしっかり確認する人

……この交差点で事故を起こすのは1と2のどっちの人でしょうか?

当然1の人ですよね(~_~;)
つまり、自動車を操作できたところで、

どんなルールがあるのか…とか、
道路にはどんな危険があるのか…とか、
運転するときに人間はどんなふうになるのか…とか、
自動車ってどんな特性があるのか…とか、

根本にそう言った知識があって、それを元に運転しなければ、
何かしらの危険や迷惑、最悪、事故を起こしてしまうと言うわけです。

だから、免許を取るには、
技術はそこそこ…最低限の操作ができればいいですよ。
でも知識だけはしっかり頭に入ってないとダメですよ!
と言う合格ラインになっています。

つまり、自動車学校で本腰入れるのは技能ではなく学科ですし、
むしろ、そう言う運転ができてるかどうかが採点基準になってるわけです。

知識を身につけることが、
安全運転の第一歩ですね(^o^)v

そもそも学科とは…2

2012年01月25日 | みんなが苦手な学科
まず、車を運転するうえで
技能教習と学科教習のどっちが大切なんでしょう?

それは、技能検定や学科試験の合格ラインが明確に示してくれています。

技能検定の合格ラインは都合上ハッキリとは言えませんが、
まぁ言ってみれば、
今まで習ったことの7割くらい出来ていればいいのかな……って感じです。

一方、学科試験の合格ラインは、仮免も本免も90点以上。
つまり、習ったことのほとんどができていないと免許はあげられませんよ、と言うことになります。

さぁこれでどちらが大切なのかわかりましたね!

じゃあ、なぜこんなにも学科のハードルを高くしてあるのでしょう?
運転するんだから技能のほうが大切じゃないか!
と思う人もいますよね。

……ここからが本題なんだけど、また次回で(^q^)