伊吹山はその存在感が結構すごい。
こういう裾野の広い山は車で走って近づいていくと富士山に近づいていくときのように
遠くからワクワクするけど、
連山になっている山は近づいていっても、え、どれ、どの山?っていう感じになって
ワクワク感が少ない。
しかし裾野が広いのでどこまでが伊吹山なのかよくわからない。
ギリギリそう呼んでもいいかなって思う場所で気になる森を見つけたので入ってみた。
近江長岡駅南側 20150512
車も通れないような小さな踏切を渡ると目の前がすぐ森、森で迷っても踏切の音の方に行くと帰って来れるので便利だった。
シカタケ、どこが鹿なんだろう。キノコの和名は名前がついたのが古すぎるとその根拠がどこにも残っていないことが多い。しかしキノコ屋のネーミングセンスはイマイチ(。-_-。)
落枝からのびてきた菌糸に捕まる?ヒノキの球果。キノコの菌糸は基本1列の細胞でできている。
分岐するとは言え、やっぱり触手感は否めない。特にこのキノコは…ね(^_^;)
上の触手に胞子を飛ばすための子実体がついてる、ケナワタケかな。
話は変わるが、今年は別の方のブログで見た、
モクレン科の植物体から発生する小さなチャワンタケの仲間を探そうと目標を立てていた。
1mmあるかないかの平たいキノコでモクレン科のものからしか生えない。
こういう小さなキノコや超限定的なものにしか生えないキノコはそういう目をもって
山に入らないとなかなか見つからないことが多い。
しかし今年はまずモクレン科が生えている場所に全然行けてない、公園ですら行けてない。
だがさっきの森でふと地べたに目を落とすと、コブシの果実のような黒い塊が目に飛び込んできた。
モクレン科だ!とすっとんでいったら…動物の糞だった。
以前モクレン科につくチャワンタケの写真を載せてた人のブログに動物の糞から生えるキノコものってた。しかし形が違う、これはなんだろう?
がっかりしたけどよくみると、ちいさな平たいものがペタペタくっついている。
チャワンタケの仲間だ、動物の糞から生えるタイプのものだ。初めて見た!
日本ではモクレンから生えるキノコも動物の糞から生えるキノコもほとんど研究がされていなくて
和名がつけられていない。当然図鑑にも載っていない。海外では盛んに研究されているようだが。
センチコガネの仲間も動物の糞の中でよく見かける、大事な分解者だ。
勉強しなきゃいけないことがたくさん出てきた、いいこっちゃ。
ではまた。
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