海神奈川吹奏楽部愛好会ブログ

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川崎市立高津高校吹奏楽部定期演奏会

2006年04月07日 23時47分12秒 | 吹奏楽部
2006/3/23 川崎市民ミュージアムでメイド・イン・カワサキ現代美術賞展と新収蔵考古資料展、等々力緑地内の野外展示の彫刻(パブリックアート)を見てバスに乗り溝の口駅まで来た。おもしろいことに同じ場所なのに東急バスは溝の口駅、川崎市バスは溝口駅と表記が違うのだ。

 開場に先駆けてノクティ12階に上がるとホワイエで写真を撮っている女子高生が見えた。11階のベンチで会場を待つ人が多くいっしょに待っていると女子部員3人がエスカレーターを降りてきて見にきているお友達を見つけておしゃべりをしていた。開場され客席に入ると川崎市立橘高校生や川崎市立東橘中学生が制服姿で聴きにきていた。

 第1部 <海へ…吹奏楽のために>は今年のコンクール課題曲。高津高校吹奏楽部は部員増えたなぁ。高田亮さんは白いコートに銀のスパンコールTシャツ、黒ズボンで登場。フルート・オーボエアンサンブルで静かに始まる。安らかなユーホニゥム女子のソロとホルン女子のソロがあり、女子二人のコントラバスのピチカートがホールに響く。それにスネアロールがのり盛り上がって冒頭の主題に戻る。
 高田亮さんの紹介。平成7年から高津高校を指導しているそうだ。<たなばた>は第二の指導者 植松雅史さんが指揮。彼は昨年10月から高津高校を指導しているそうで高田亮さんとは卒業した洗足学園つながりか? 重厚なトロンボーンで始まりホルンのびやかな音色がよい。さわやかな演奏だ。アルトサックスのしっとりとしたソロやトロンボーン女子のソロがある。木金管のハーモニーが耳に心地好い演奏だ。グロッケン女子とオーボエ女子のソロがある。冒頭の主題に戻る。すごくよいたなばただった。
 顧問の先生のあいさつ。今回の定期演奏会は第10回で高田亮さんは第1回から指揮をしている。今年は1年生が19人は入りA編成でコンクールに出た。
高津高校の新入生は入学式の後入部してね
とのこと。<エル・カミーノ・レアル>緑のロングジャケットに白ズボンの王子風?ファッションで高田亮さんが現れ会場がどよめく。力強い出だしでホルンがよく響く。カスタネットにのってのクラリネットはフラメンコのようだ。オーボエ女子のソロはしみじみとしてすごくよい。チューバ女子がピアノに移る。ゆったりとしたメロディにホルンの音が響く。小柄なクラリネット女子が体を前後に揺すって懸命に音を出している。盛大に冒頭の主題に戻り力強く終わった。

 第2部 おまちかねのPOPSステージ。<スパイ大作戦のテーマ>各パート趣向を凝らした衣装に身を包んでの登場。力強い演奏だ。上を向いての演奏もある。アルトサックス女子が前に出てソロを吹き、トランペット女子がソロ。最後は全員立って上向きで終わった。第2部の司会は3年生女子二人が務める。映画「ターザン」より<トゥ・ワールズ>ボンゴ・コンガにのり始まりパーカッションソリがあり、トランペットの澄んだメロディが響く。ネコ耳を付けたホルン3人娘のスタンドプレイがありかわいい。トランペットとトロンボーンが上を向く。間奏で野性のおたけびが上がる。オーボエとホルンのソロ、トランペットのスタンドプレイがあり、全体で立ち上左右を向いて演奏した。
 マンボNo.5にのりパート紹介。
パート名、衣装、パフォーマンスについてはここでは略。
後日海神奈川吹奏楽部愛好会に掲載の鑑賞レポートをお楽しみに
いくつかトピックを記せば、ホルンのネコ耳がかわいく早口言葉がうまくできないところに萌え~、クラリネットのカエル体操が一人だけ合ってなくておもしろかった。クラリネットのディズニーキャラはダンボ・プーさん。スティッチなど。パーカッションの虎の時代は終わった。これからはレッサーパンダの時代だ。虎が阪神ファンの飼育員高田さんを呼ぶ寸劇がおもしろかった。

 パート紹介が終わると観客がどよめいた。アニメ・メドレー<久石譲作品集> 君を乗せてホルンのネコ耳少女が前に出てしみじみとソロを吹く。フルート女子、ホルン女子も立ちソロを吹く。クラリネット女子とフルート女子が前に出てソロを吹く。顧問?がトトロの着ぐるみに傘をさして入ってきてバスクラリネット女子がソロを吹く後ろで踊る。トトロの着ぐるみは家庭科の先生に無理を言って短期間で作ってもらったそうだ。<ラテン・ポップ・スペシャル>トランペット女子が立ちソロで始まる。トランペットのスタンドプレイがあり左右を向きステップ踏んで演奏。トランペットとトロンボーンのスタンドプレイではがカッコいい。クラリネット女子が前に出てソロを吹く。全員立って上下左右を向いて演奏する。ゴールドフィンガー99の原曲では全員立ちチューバ男子が前に出てソロを吹き、トロンボーンのスタンドプレイ、クラリネットのメロディ、トロンボーン女子の前に出てソロ。全員立ち上を向くノリノリの演奏で最後も全員立ち上を向く。

 第3部は打楽器五重奏<オグン バダグリス>から。オグン バダグリスとはハイチのブードゥー教の神の名前だそうだ。女子生徒5人は黒いTシャツに黒ズボンの上にサリー風のジャンパースカートを着ている。激しい打楽器のリズムに原始的な風景を見ゆ。プロの打楽器奏者である高田亮さんの指導を受けた女子生徒たちのことはある。女子生徒がバスドラムをたたく。女子5人とは思えないほど激しい演奏だ。
「レラ、レラ、レラ、レラ、レラ、レラ、レラ、レラ…」
と叫びながら終わった。

 高田亮さんのあいさつ。黒いスーツ姿だ。高田亮さんが高津高校を指導するようになって11年。高田亮さんが定期演奏会を始めた。高津高校吹奏楽部は仲がよく卒業生もよく出入りする。最後はきちんとしめないと、とだんだんと衣装が地味になっていくとのこと。高田亮さんは次に演奏する部内では「春王」の略称で呼ばれる 春になって、王たちが戦いに出るに及んで… を作曲したホルジンガーが好きだそうだ。第3部は卒業生、文教大学、コーチも演奏に加わる。<春になって、王たちが戦いに出るに及んで…>「あ~っ」という声、「ひゅ~っ」という叫び声。クラリネットのメロディ、ホルンの叫び、トランペットのファンファーレ。盛大な曲調。盛大になったところでブレイクし、混声コーラスになり雄大に終わった。

 ビブラホンのきれいな音色にのり、3月4日に高津高校の卒業式を迎えたあともこの定期演奏会に向けとくりくんできた高校3年生たちの吹奏楽部卒業式。一人づつ名前を呼ばれ高田亮さんのところへ行き色紙をもらい同じパートの後輩から花束をもらい抱き合って涙を流し、客席の通路を静かに去ってゆく。ホルン女子が泣きながら筆者の目の前を去ってゆく。女子生徒と長い握手をする高田亮さんの姿が印象に残った。
 最後に1,2年生でマーチを1曲演奏し手拍子しながら観客も聴いている。高田亮さんがやおら客席の通路を駆け出してホール後ろにいる高校3年生の女子生徒にジャケットを掛けてやった。高田亮さんは毎年恒例のこれを忘れていたんだね。

 終演後、ホワイエでは高校3年生がお友達とおしゃべりをしている。観客の中学生たちとエレベーターに乗り、武蔵溝ノ口19:58の川崎ゆきに乗った。

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