* 庭ではいまバッデリアという野生の花木が咲いています。紫色の香りの強い大きな房の花は、蜂をひきつけるので、たくさんの蜂でにぎやかになるところなのですが、どうも今年は蜂が少ないようなかんじ。
農業にも欠かせない蜂たちが、絶滅の危機にあるといわれていますが、何とか、もっと自然環境に心を配り、守っていく方向に行きたいですね。
銀座の屋上で蜂を飼っているという話を耳にしましたが、これも発想の豊かさのなせるわざですね。
第四十六話 ガーデナーズキャラバンへの里帰り
11年前イギリスに来てはじめて住んだのは人智学の村、Forest Row のシュタイナースクールのガーデナーさん用のキャラバンでしたが、いかにも旅を続けているという感じで好きでした。新しく出会い、友達になったいろいろな国の人たちを招いて日本食のパーティをしたり。
当時Forest Rowのエマーソンカレッジにはたくさんの日本人がシュタイナーの哲学、アントロポソフィを学びに来ていました。普段はみんな忙しいけれど、日本に戻る前にはキャラバンに顔を出してくれて、話し込んだりしたのを覚えています。
そんなわたしにとっては原点とも言えるキャラバンに、私となずなはふた夏、里帰りしたことがあります。
ガーデナーさんに就任し私たちの後に入居したドロテアさんというドイツ人女性は音楽をする人で、ちょうど私の住んでいたストラウドでコースに参加するため、お互いの住まいを交換し、その間わたしはマイケルホールのスクールガーデンでアルバイトをすることになったのです。
朝は近くのオーガニックショップにレタスの出荷。夏休みでも無人の野菜売り場に学校の父兄たちが買いに来るので、お店に採りたての野菜をならべます。
ハウスの中のトマトのワキメかき。トマトの青いにおいが体に染み付くよう。バジルの摘み取り、うーんいい香り。なずなも一緒にスィートピーの花束づくり。
ズッキーニが毎日どんどん大きくなっていくのでさばききれず、夢にまでズッキーニが出てきて、うなされましたれど、野菜は食べ放題で、体の色が緑に変わるのではないかとおもうほど。
こんな私のつかのまの理想の暮らしは、もちろんドロテアさんの計画性、維持管理、そして暗くなるまで働く体力、気力があってのことで、わたしは美しく広大な畑にたたずみ、眺めては、ただただ、すごい女性だなと感嘆していました。
(間美栄子 2009年 8月1日)
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