まず“こたじんじゃ”と、初出から読める人は、そうはいないと思う。
新潟県上越市五智に座する。
御祭神は大国主命他。
一の宮では有名な大国主さま。または大己貴命(おほなむち)。
いずれ寄せてもらう能登、越中一の宮にはこの大己貴命の御祭神が多い。
位置的からしても、日本海側を信仰者が移動してきたか、伝わったりしたのは間違いないと思う。
案内には813年に従五位の下を朝廷から賜ったとあるから、
それ以前にはあったのだろう。
13世紀初頭、越後に配流となった親鸞聖人がこの居多神社に参拝され、
念仏が盛んになるようにという和歌(うた)を詠まれた。
それにまつわる言い伝えが残り、境内には聖人の像が立つ。
また、ご利益が縁結び、子宝、安産とあるが、
“こた”という呼び方が「子多」につながるではないかと思うのは、邪推過ぎるか。
正直言って、周りを樹木で囲まれた杓文字のような地形で、
その柄にあたるところが参道になるわけだが、授与所も社務所も見当たらない。(ただし、駐車場は広大)
ここまで来て無人とは・・・あせった。
拝殿に向かって左側に民家があるので、ダメでもともと、声をかけさせてもらった。
そちらに神職がいらした。たぶんご神職だと思う。
なにはともあれ、快く一の宮帳に御朱印をいただいた。
ご丁寧なパンフレットもいただき、遠方よりの労をねぎらっていただいた。
とても気分よくなった。
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