ねぎぼうの神社めぐり

全国の神社をめぐり、御朱印と御朱印帳を収集しております。
私なりの感想を勝手に述べております。

桂川をはさんだ松と梅 梅編

2011-02-28 17:31:02 | 神社

松尾から桂川の四条通りを、西から東へ渡り、ものの5分もかからない場所に梅宮大社が鎮座する。

御祭神は大山祗神(おおやまみずのかみ)他。
この神様は天祖降臨の瓊々杵尊の岳父にあたられる神様。
つまり、瓊々杵尊の妻・木花咲耶姫命の父神様である。

木花咲耶姫命は富士山の神様だから、その父上ならば山の総大将神というべきか。
そしてこの神社も酒造の祖神と祀られている。
先に訪れた松尾大社も、祭神こそ違え、山の神と酒造に関係した神様。
ほとんどお隣さんで、松と梅というご縁があってかなくてか、どうやら因縁があるに違いないと感じた。

しかし、こちらの大社は松尾さんと違って、ひっそりとしたたたずまいで、地元の人の参拝がたまにあるくらい。
敷地自体は小さいとはいえないくらいはあるのだけど、松さんとは対照的な趣きだった。

神社とは直接関係ないが、御朱印を待っている間に気がついたのだが、ネコがあちこちにやたらいっぱいいる。
そして人間を恐れないどころか、寄ってくる。
聞けば、捨てていかれるネコも多いという。
御朱印帳はなし。


桂川をはさんだ松と梅 松編

2011-02-28 16:15:42 | 神社

京都市西京区、右京区側から桂川を渡った、まさに橋元に松尾大社の大鳥居が聳える。

松尾大社は京都最古の神社とされ、背後の松尾山の神霊を祀って守護神とした。
御祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)他。

大山咋神は正月お迎えする大年神の子神様で、なんでも山の総神様らしい。
最近はパンフレットによると、醸造の神として酒、味噌、醤油などの製造販売からの崇敬が盛んだという。

阪急電車の松尾駅が目と鼻の先だし、
二の鳥居前にはちょっとした大型バスも停車できるスペースがあり観光客や、くだんの業界の人たちの参拝なども多いことが察せられる。

御朱印帳を購入すると、パール白・四ツ目菱の文様が美しい帳面だったが、社名などもない。
思い切って巫女さんに、表紙の宛て書き欄に“松尾大社”と書いてもらえないかと懇願するも、
あっさり断られた。そんなにいけないことなのかと首をかしげる。
 


祇園祭の神社

2011-02-26 11:05:37 | 神社

四条通りの東詰、京都で一番の繁華街を抜けたつきあたりが八坂神社。
いわゆる祇園といわれるところ。

御祭神は素戔鳴命他。(“戔”という字が使われている。よく見るのは“盞”という字)
慶応年間までは祇園社と称していたそうだが、現在は八坂神社。

社自体その敷地は丘というか、斜面を利用して社殿が配され、
四条通と東大路通の交わる祇園交差点側からは階段を上がり、
境内奥からは平坦に抜けられる。

烏丸通から東大路通までの四条通は日中、自転車の侵入すら禁止となっているほど賑やかで、
八坂神社を境に“奥座敷”的な印象に変わる。

自転車の置き場にも困るほど。
横手の公園の石段を強引に車体を引きずり上げ、社北側の鳥居の前に置く。

境内自体は思ったよりも広くなく、テーマパークみたいな趣きもないが、それでも訪問者の数たるやハンパない。

御朱印帳は祇園祭の絵柄でもあるのかなと、ひそかに期待して出向いたが、
あっけないくらいに地味なもので、正直がっかり。
奥ゆかしさに趣きを感じろというのか。
御朱印には祇園社と記されていて、いにしえの名残りが見て取れる。
 


平安京 東の守護神 岡崎神社

2011-02-25 08:34:35 | 神社

卯年にあたり、年頭に脚光をあびた岡崎神社。
都の卯の方角(東)にあたるために、桓武天皇が平安京の四方に建立された一つの神社。

御祭神は素盞鳴命他。

卯の方位からウサギをモチーフにした運営をなさっておられ、境内には数々のオブジェが存在する。
狛犬の代わりにウサギちゃんが座するのも、なんとも愛らしくて良いではないかな。

柄にもなく、キャラクターグッズ的になってしまっているお守りを購入した。

どうせなら個人的には御朱印帳もウサギをデザインしたものをご用意いただければと思う。
帳面はなかった。
御朱印に東天王と記されているのが、いただいた直後は理解できなかったが、ご由緒を見ると納得。
こうなると東西南北もまわってみたくなる。不明な方位もあるようだが。


京都祖神 平安神宮

2011-02-24 11:51:15 | 神社

碁盤の目のような平安の都、その象徴的な造りをなしたる平安神宮。
御祭神は桓武天皇と孝明天皇。

創建は意外と新しいのです。明治28年だそうで。
それでも115年以上経つわけですが。

お二人の間には代にして71代、即位年代にして1060年以上の間があります。
正確ではありませんが、約それくらいの間、京都が日本の中心、まさに“都”だったわけです。

まずは鮮やかな朱の楼門に圧倒され、邪魔にならないように楼門の端のほうに自転車を置けば置けたのですが、遠慮して道を隔てた公園の入口に駐輪しました。
まあ、写真を撮るにはそれで正解だったのですが。

社図を見るとそうではないのですが、実際に目で見るとほとんど正方形の境内のように感じます。
まったくのシンメトリーな配置を施した楼閣や神楽殿などが、そんな印象を与えているようです。

それにしても朱色と白、そして緑青色の屋根などのコントラストが、とてもきれいです。

神宮としては結構凝った御朱印帳。
四獣神をデザインした表紙がとても印象的です。お守りにでもなりそう。
御朱印自体も他の神宮とは違って、堂々と社名を書かれています。