松尾から桂川の四条通りを、西から東へ渡り、ものの5分もかからない場所に梅宮大社が鎮座する。
御祭神は大山祗神(おおやまみずのかみ)他。
この神様は天祖降臨の瓊々杵尊の岳父にあたられる神様。
つまり、瓊々杵尊の妻・木花咲耶姫命の父神様である。
木花咲耶姫命は富士山の神様だから、その父上ならば山の総大将神というべきか。
そしてこの神社も酒造の祖神と祀られている。
先に訪れた松尾大社も、祭神こそ違え、山の神と酒造に関係した神様。
ほとんどお隣さんで、松と梅というご縁があってかなくてか、どうやら因縁があるに違いないと感じた。
しかし、こちらの大社は松尾さんと違って、ひっそりとしたたたずまいで、地元の人の参拝がたまにあるくらい。
敷地自体は小さいとはいえないくらいはあるのだけど、松さんとは対照的な趣きだった。
神社とは直接関係ないが、御朱印を待っている間に気がついたのだが、ネコがあちこちにやたらいっぱいいる。
そして人間を恐れないどころか、寄ってくる。
聞けば、捨てていかれるネコも多いという。
御朱印帳はなし。