いまひえ神宮
京都駅からも、そんなに遠くない、京都女子大学とその付属校などと、
知積院さんの敷地とに囲まれたところに新日吉神宮(いまひえじんぐう)がある。
なんとも上り坂がきつく感じられる。
御祭神は主としてご創建された後白河天皇。
神宮さんだから天皇とその祖先神が祀られているのは定石だが、
その他の祭神として日本国独自の、つまり天祖降臨以前の土着神様などが列座されている。
もともとは現在の滋賀県坂本、比叡山の東の日吉大社から守護神様たちをお迎えして、後白河天皇だか上皇だか法王だかがお祀りされた。
それで漢字表記では日吉。ところが比叡という読み方というか言い方から、“いまひえい”が“いまひえ”に転じたらしい。
神宮にはめずらしく、本殿の後ろ側まで歩いて回れる。
そこで思ったのだが、今回の京都のごく有名どころの数社の本殿には、ほとんど鰹木や千木といった飾りがないのが多い。
私が訪れたところは、全部といっていいほどない。
こちらの本殿屋根にもない。なにかいわれがあるのかな。
本殿(屋根に注目)
こちらで、ひとまず今回の京都めぐりは終わり。
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