今日、万博公園のバラ園のニュースを見ました。
”珍しいばら”と番組表に書いてあったので、
興味を引いたのですが、万博当時のバラが残っているということです。
その中で「サラバンド」(1957年 メイアン作出)を見て、
アナウンサーやコメンテーターの方が、”カーネーション見たい”とか
”バラじゃないみたい”と言っていました。
「サラバンド」は中輪のフロリバンダです。
やはり世間一般、バラと言えばこんなイメージ?
「サラバンド」昔は、浜寺公園にもあったと思いますが、今もあるかな?
昔、むかーし、人類がいない頃、7000万年前。バラの原種が発生したと推定される。
その頃はバラは春にしか、白い5枚の花弁を開かなかったのでしょう。
それが長い年月の中、自然交雑し、色を持つもの、
おしべが花弁に変化し、たくさんの花びらを持つもの。
1年に何度か花を咲かせるもの。
少し変わった香りを持つもの。いろいろなバラが自然の中で生まれた。
そして、中国4000年、長い歴史を持つ人たちが、バラを愛でて育て、園芸種を作り出した。
それから、長い年月が過ぎ18世紀ヨーロッパに中国や日本のバラが伝えられた。
ナポレオンの妻、ジョセフィーヌがマルメゾン城館の庭園に世界中のバラを集めた。
いろいろな遺伝子資源が集まり、当時の一流の植物学者や園芸家たちに、研究させた。
そして、現代に至る。
そんな話を聞いてみませんか。
原種のバラについて、バラの歴史について…
5弁のバラだってあるよー。まあるい花形もあるよ。
浜寺公園ばら庭園案内倶楽部ではそんな話を織り交ぜながら、
ばら庭園を案内しています。
火曜日~日曜日 10:30 と 13:00
案内看板の前で待っててね。
5月31日 日曜日まで。