南房総館山・なぎさの自然詩

日暈とクサフグの海岸




朝から晴れて日差しがとても眩しい海岸で、空を見ると太陽の周りに日暈が現れていました。
日暈が現れると天気が悪くなると言われているそうですが、これから雨になるなんて信じられない感じがします。




満潮時の波打ち際だった場所に複数の死んだクサフグが打ち上がっていました。
クサフグは新月と満月の時に波打ち際で一斉に産卵するそうです。7月10日が新月だったので、その時に産卵にやって来て力尽きたクサフグなのかもしれません。



砂浜の奥の岩場では蕾だったハマナデシコがだんだん花が開いてきており、小さなハマナデシコの群落が満開になるのももうすぐです。




今日のビーチコーミングの成果です。右側からスカシガイ、カサガイの中にシラタマガイ、ナデシコガイ、ヒオウギ、ウニ。
模様の綺麗な流木を見つけたので、その上に乗せてみました。

海岸での出来事はクサフグのように一晩で起きることがあったり、ハマナデシコのようにゆっくり変化をするものもあり、それを見ているととても不思議な気分になります。海岸の生き物の生死を間近に見て感じることは、自分にはとても大切な時間のように思います。

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