久しぶりの外房の海です。
波しぶきが太陽の光を通して霧のように見えました。
普段見ている内房の海とは違って波が力強い感じです。今日は特に凄い波でサーフィンをする人で海岸は賑わっていました。
台風のうねりのためか、人の背丈の倍ほどもある高さの波が打ち寄せています。
その外房の海岸でマルヒナガイを見つけました。手に取って触ってみると、いつも内房の海で拾っているマルヒナガイよりも殻が厚く放射彩の茶色い色も濃くてはっきりしています。
その外房の海岸でマルヒナガイを見つけました。手に取って触ってみると、いつも内房の海で拾っているマルヒナガイよりも殻が厚く放射彩の茶色い色も濃くてはっきりしています。
外房の海は太平洋に面しており、常に強いパワーのある波にさらされる環境に耐えられるように変化したのかもしれないと思いました。
生きているアカニシもいました。
殻口の内側が鮮やかな赤い色をしており、これが和名の由来となっているそうです。殻色は茶色で縞模様が見えますが、白色や茶色、赤っぽい色と個体差があるそうです。
アカニシはアクキガイ科の肉食性の貝でアサリやカキなどの貝を餌とするようです。貝が貝をどうやって食べるのかというと、石灰質の殻に酸を分泌し柔らかくしてから特殊な歯を使って穴を開けるそうです。そしてその穴に長く伸びる口吻を差し込んでから、歯で削り取りながら食べるそうです。
同じ海岸に大きなカキの殻が打ち上がっていました。こんなに大きいカキを見たのは初めてで、この大きさに育つまでどれくらいかかるのでしょうか。アカニシはカキも食べるそうですが、この大きくて殻の厚いカキに穴を開けるのはかなりの時間と労力がいるだろうなと思ったりしました。肉食性の貝が一回の食事にかける時間は人間目線で想像すると途方もない時間のように思えます。なぜサザエのように海藻を餌としないのか、とても興味深くて謎の多い貝だと思いました。