南房総館山・なぎさの自然詩

ツノガイ



今日拾った貝殻。
白くて尖っているのがツノガイです。白色で側面にスジが入っている様に見えるタイプのツノガイにはムカドツノガイとヤカドツノガイがあるそうで、緩くカーブした内側が腹面で外側が背面、一番太い部分にある穴が殻口で、その断面を見てみると8角形をしたほぼ円形です。なので私が拾った貝殻はヤカドツノガイなのだと思われます。
ツノガイは海底の砂の中に棲息し、底生有孔虫などを餌とするそうです。有孔虫とは石灰質の殻を持つ微小生物だそうで、たとえば沖縄県で見られる星の砂は死んだホシズナの有孔虫殻なのだそうです。更には死んだ有孔虫殻の化石は貨幣石と呼ばれるそうで、ピラミッドの石材にもこの貨幣石が含まれているそうです。


今日は時々小雨の降る一日で、夕方からは本降りになりました。


死んで海底に沈んでいたと思われるカシパンに根を張っていた海藻。海藻の打ち上げはよく見るのですが、このケースは初めてです。海底が波に揉まれた際に砂中から海水中に放り出されて、波打ち際まで運ばれてしまったようです。

今日はツノガイの事を調べていくうちにピラミッドまでたどり着いたので、自分でも想像以上に壮大になりビックリしてしまいました。


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