南房総館山・なぎさの自然詩

コチドリ その4 



コチドリのヒナの姿を見たのは館山湾南側の海岸では、2021/6/24で番とヒナ1羽です。親鳥が警戒してピーヨッと鳴くと一段低くなっている川べりから砂浜へと駆け上がり、植物の葉の下に隠れてじっとしていました。
館山湾北側では2021/6/25に親鳥1羽とヒナ2羽でした。やはりこちらも親鳥が警戒して鳴くと砂浜を1羽が移動するのが見えて、砂浜の後ろの植生へ向かって草むらに隠れるのが見えました。その後もう1羽も同じ場所へやって来て隠れるのを確認しました。このヒナは親鳥と同じくらいの大きさだったので、飛べるようになるのに時間はかからないと思われました。
7月にも館山湾の北側、南側の海岸へ何度かコチドリを観察に行きましたが、親鳥の姿を見ることはありましたが、ヒナの姿を見ることは出来ませんでした。
そして8月に入り海岸からコチドリの姿が無くなり、どこかへ移動していったようです。
観察の頻度が低かったので、ヒナと親鳥が一緒に飛んでいる姿を見ることはありませんでした。
今年は館山湾北側の海岸で一組のコチドリが繁殖し、館山湾南側の海岸では二組のコチドリの繁殖を確認する事が出来ました。
一度繁殖に失敗しても、またすぐに求愛行動する姿を見て、小さなコチドリのたくましさに驚き、また樹上に巣を作らないことは孵化したばかりのヒナにとって、かなり危険だらけだと思います。
海岸などの自然の中で動物を観察することは、私にとって自然を身近に感じることが出来て、とても学ぶことが多い感じがします。




5/13に見つけたコチドリの卵。




6/10のヒナを外敵から守ろうとする親鳥の姿。

これからも出来る範囲でコチドリの観察をしていきたいと思っていますが、コチドリが館山湾へやって来てくれることが前提なので、来年の春にまたコチドリに会えるように願っています。


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