南房総館山・なぎさの自然詩

アオイガイと漂着木の実


最近は野鳥観察がメインになってきた海岸散歩ですが、久しぶりにアオイガイと出逢いました。
約3cmの欠けていない綺麗なものでした。
アオイガイは私がビーチコーミングにハマるきっかけとなったモノですが、冬場に打ち上がる事が多い気がします。
今まで私が拾ったものは1cm〜6cm位の小さなものばかりで、日本海側で見られるような20cm以上の大きなものを見たことがありません。
殻の中に住んでいたカイダコが何かの理由で死んで殻だけなのですが、稀に死んだカイダコが入っている状態のものも打ち上げられています。
アオイガイはメスだけが殻を持つそうで、卵の保育の為と言われているそうです。
漂流生活をしているカイダコはまだまだ生態が分かっていない謎の生物だそうで、興味深いです。


同じ日に漂流していたサルパはホヤの仲間だそうで、透明な体には空洞があるのですが、その中にアミダコ入っていることがあるそうです。
殻に住むタコとサルパに住むタコがいるなんて驚きましたが、海の世界は不思議だらけです。
そしてこのサルパも冬に多く漂着し、本格的な冬の到来と言った感じがしていました。
しかし、先日お会いした漁師さんの話では、いつも見る魚が今年は見られず、もしかしたら黒潮の影響で海水温が高いのかもしれないと仰っていました。
そういえばこの冬、死んで間もないような艶々したタカラガイをあまり見ていません。
もしかしたら探鳥に夢中で見逃しているだけかもしれませんが…。
更に市内で霜の降りた日でも海岸近くの我が家では霜が無かったりしたのも海水温が影響している可能性もありそうです。
考えてみれば、暖かな海は海中の生き物には命を落とす危険が少なく、活動しやすくて案外良いことなのかもしれないと思いました。

こちらは先日漂着していた木の実ですが、海からやって来たものと川から流れ着いたものとがあります。
長細いフジ、クルミ、ドングリ、コウモリのようなヒシ、赤いマサキは分かったのですが、その他のはどの植物のものか分からなくて気になっている木の実です。


シーグラスを貼り付けた自作のミラーフレームの上に拾った貝殻を乗せてみました。
最近はビーチコーミングよりもバードウオッチングの方が多くなり、貝殻をあまり拾わなくなりましたが、こうして見てみると、その持ち主が亡くなって殻となっても美しい姿をしています。
綺麗な貝殻を見つけた時の驚きと感動は、心の栄養にもなっているように思います。
私にとってビーチコーミングで砂浜を歩くことや貝殻など自然物を見ることは、心身の健康に役立っていて一石二鳥以上の効果がありそうです。







コメント一覧

nekoja_cowry
@az-reila ありがとうございます✨
そう言っていただき、とても嬉しいです😊
自分で拾ったものが形になるのはすごく楽しいです。
az-reila
こんばんは。(*´ω`*)
ミラーフレームに心ひかれてしまい、コメントさせて頂きました。シーグラスなんですね。とても綺麗✨貝殻も色とりどりで…海の美しさを詰め込んだみたいですね。本当に素敵です…(*˘︶˘*).。.:*♡
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