猫とミシンと・・ときどき 散歩

猫が好き、花が好き、山が好き、モノづくりが好き。
好きなものをつづったブログです。

久留米絣でパンツ・チュニック

2018-08-27 | 久留米絣

グレーの久留米絣で 襟元ギャザーのチュニックとパンツをお作りしました。

 

 

 

 

前襟元は スッキリと

後ろは ギャザーたっぷりいれて ゆったりと。

 

サイドに スラッシュポケット

 

 

 

袖口は ギャザーでふっくらと。

 

 

 

 

パンツは ストレートで

 

 

 

スッキリと。こんな感じ。

 

 

この久留米絣

一見・・ただの無地のグレーっと思いがちですが

 

じつは・・

 

 

 

 

縦スラブ。

 

・・っというのは

 

一般的には

織物の織機は 経糸をはって その経糸をぬうように

横糸が織り込まれていきます。

なので 

横にスラブ糸が ”横線”のように織り込まれるのは

スラブ生地として見かけますが

縦に スラブ糸が ”縦線”のように織り込まれているのは

初めてみました。(あ・・私の知識不足かもしれませんが・・

 

 

珍しい~

 

 

そこで 織元さんにお聞きしたところ

織元さんのオリジナル技法とのことでした。

(今年3月の絣祭りで初めて覗いた織元さんでした。)

 

 

常に進化している久留米絣!

 

先日、福岡TV恒例企画の”ピーコさん”と久留米絣のコラボ商品も

とっても可愛かった

 

ますます久留米絣人気が上がること間違いなし!

 

 

今度の9月の絣祭りも・・絣・争奪戦・・間違いなし・・・

 

 

 

今までは なかなか新しい織元さんのブースに入り込むことができませんでしたが

(のぞき込むの・・結構 緊張するんですよ・・。)

 

 

ステキな絣をGETできるよう

どんどん いろんな織元さんのブースをのぞき込んで

いろんな久留米絣を仕入れてきたいと思います。

 

あとは・・台風がこないことを祈るのみ・・

 

 

********************

 

昨日は 島原・口之津教室でした。

ちょっと遠出して

島原まで行ってみることに。

口之津は 南島原市。

九州の方は分かりやすいかもしれませんが

島原は・・半島です。

口之津は 半島の先端で 対岸に熊本・天草が見えます。

口之津港からは 天草へとフェリーが出てます。

 

・・で 半島をぐるっと半周したところに 島原市があります。

こちらは 対岸が 久留米や 熊本になります。

 

 

・・っで 今回 島原に行った理由は・・

 

 

 

 

島原和ろうそく の見学にいってきました。

(素敵な和ろうそく・燭台。ありがとうございます。)

 

 

島原は城下町。

昔ながらの伝統が息づく街。

 

国内でも 3軒しかない和ろうそくの中でも

昔ながらの製法・機械を今も使っている

”本田木蝋工業所”

 

 

 

ろうそくの絵付け体験や 蝋燭や石鹸づくり体験もできます。

 

純潔 櫨(はぜ) の実だけで作る 蝋燭は

味わいがあり ちょっと 薄茶ぽい。

形も 風情があり 飾っておくだけで

絵になります。

 

日に当てることで 色が白くなり

そして 年数を経ると だんだん 黒ぽくなっていくそうです。

店内に飾られた 年代ごとの 和ろうそくも 味わいがあります。

 

朝、仏壇に火を灯してみました。

 

母と二人で じ~っと眺めながら

その 炎 の柔らかさに しばし ウットリ。

 

日本の伝統技術。

今、見直されている理由がよくわかります。

 

ご興味のある方は

ぜひ、

お勧めです。

 

 

 

 

 

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久留米絣のトートバッグ

2018-05-23 | 久留米絣

 

久留米絣のトートバッグです。

 

 

 

 

茶色でまとめてみました。

 

前面の絣は マリメッコのような可愛い花柄。

 

前面に小さなポケット。

 

駐車券など 小さなものを

入れておくのに便利です。

 

サイドにもポケット。

 

鍵や携帯など小物を取り出しやすくなってます。

 

ペットボトルも入ります。

 

 

 

マチも広く14cm。

たくさん荷物入ります。

 

 

・・っで さらに

補強も兼ねて +黄色でステッチ。

 

 

 

あぁ・・画像ではわかりにくいですね・・

 

・・ちょっとだけ 茶色に黄色のステッチで可愛さも

+プラスされてます?!

 

 

・・っで裏面は

 

 

 

こんな感じ。

 

 

 

 

バッグの口は

 

 

 

 

ファスナーと 紐+ボタン留め。

 

 

人ごみ中では 防犯も兼ねてファスナーを閉めてしっかりカバー。

 

・・っで 普段は 

モノの出し入れがしやすいように開けっ放してボタン留め。

 

 

用途にあわせて使い分けてくださいね

 

 

 

 

 

このバッグは

お食事に行った先のレストランのスタッフさんが

お声をかけてくださいました。

 

イタリアンレストランのスタッフさんも

和モノ(久留米絣)が好きっというのは

 

嬉しいですね。

 

 

おまかせで・・っと言うことだったので

スタッフさんの雰囲気に合わせて作ってみましたが

気に入ってくださると嬉しいです。

 

今週末お邪魔する予定です。

 

 

**************

 

先週末は 久留米の工房さんに絣の仕入れに行ってきました。

 

佐賀~久留米までの道ぞいは

この時期 黄金色に輝きます。

麦秋です。

 

長崎県内では ほとんど ”麦畑”を見ることはなかったので

はじめて 

延々と続くこの黄金色の平野を見た時には

本当に感動しました。

 

ユラユラ揺れる麦の穂をみるのも

この時期の仕入れの楽しみの一つになってます。

 

そして・・久留米にいくと必ず行くのが・・・

 

高良大社!

 

何百段とつづく階段を上り・・・振り返ると・・

 

 

 

 

 

眼下に広がる久留米の街。

 

今回は・・この階段

一回も止まることなく・・上りきることができました

 

やったぁ~

 

 

・・と 上りきったあと ふと目をやったその先には・・

 

階段に添うように・・

スロープカー(モノレール)が設置されてました。

・・あ・・楽にのぼれるようになってる・・

 

 

 

まぁ・・でも

きっと・・次来た時も

また 階段 のぼるんだろうなぁ

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愛・藍・で逢いフェスティバル in久留米

2018-03-20 | 久留米絣

先週末 愛・藍・で逢いフェスティバル のイベントに行ってきました。

 

久留米インターを下りてすぐ 久留米地場産業会館で行われるこのイベント。

 

久留米絣を扱う業者さんが集まる 大イベント!

 

 

久留米絣の織元さんをはじめ

製品を販売する業者さんなど

久留米絣を 思う存分堪能できる?

絣好きにはたまらないイベントです。

 

・・で 絣を買うだけでなく

 

 

 

 

ファッションショーもあったりして。

 

久留米絣の新しい提案が ここで発表されます。

 

 

ここに通いはじめて 6年。

いつもお世話になっている織元さん。

はじめて覗いた織元さん。

笑顔で接してくださるので

楽しく ついつい・・買いすぎてしまうことも。

 

やばい・・予算オーバー。

 

でも絣は その時に GETしておかないと

次は・・ない・・。

ので

後で 「買っておけばよかった。。」と

後悔したことが何度あったことか・・。

 

 

 

・・っで 毎回、くまなく織元さんのブースを覗くのですが

今年は 何度 会場をグルグル回っても

”いつも”の織元さんのブースを発見できない・・

 

あれ???

 

 

そこで 。。

「〇〇さんのところ・・今年は出てないんですか?」

っとお伺いしたところ

事情により参加されていないとのことでした・・。

 

 

 

 

久留米絣は 全国的に見ても 

伝統を受け継ぎ 発展を続けている珍しい地域でもあります。

 

20数件の織元さんががんばって継承されている久留米絣。

 

ここ数年 メディアの企画などで

久留米絣ブームが起こってますが

 

それでも 昨年 2件の工房が閉められたとのこと。

 

 

 

色使いが綺麗で

他にはない独創的な柄を織られる工房さんだっただけに

工房を閉められたという話しを聞いた時には

えぇ~~~!!!っと大声をあげてしまいました。

 

 

残念でなりません・・

 

 

 

 

昨年は、時間がとれず仕入れにいけなかったり

台風などの影響で 絣まつりが中止になるなど

 

一年を通して 絣を うまく仕入れることができず

お客様に

「すいません・・手元に絣がなくて・・。」

 

っとお詫びすることばかり。

それだけに ”久留米絣”を仕入れられる有難さを痛感し

 

”生地”があってこその ”お仕事”

 

を痛感した一年でした。

 

 

 

 

今回も 

いい絣を仕入れることができました。

 

 

 

 

生地が揃って

 

ようやくお客様に自信をもってご提案できます。

 

絣に興味をもっていただけているお客様に

 

「これが久留米絣です。

 

がんばってアピールしてこようと思います。

 

 

 

 

久留米絣とであって まだ6年。

 

 

あと5年・・10年・・20年・・。

 

車で片道3時間の道のり。

体力的にも通えるか??と心配はありますが

 

織元さんたちの笑顔に励まされ

また 来ようと思うのでありました。

 

 

 

 

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久留米絣でバルーンワンピース

2018-03-12 | 久留米絣

久留米絣でバルーンワンピースお作りしました。

 

 

 

切り換えに黄色のパイピングを挟みこみ。

 

 

 

袖口は・・

 

 

ギャザーでふっくらと。

 

 

後ろは・・・

 

 

 

 

 

こんな感じ。

 

もともとは 開きのない 被りでしたが

 一回納めた後に、着やすいように・・

 

 

 

襟ぐりを少し開けて 釦留めにしました。

 

 

とってもモダンなお客様。

可愛らしく バルーンのふんわりした感じが

とってもお似合いでした。

 

 

**************

 

来週は、久留米絣の最大イベント

 

”藍・愛・で逢いフェスティバル”

 

が ”久留米・地場産くるめ”で開催されます。

 

今年は どんな絣と出会えるか

 

楽しみです。

 

 

 

 

 

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亀甲柄の絣で コート

2017-12-17 | 久留米絣

男物の亀甲柄絣をお預かりしました。

お客様に最初にお会いして 一年。

最初のご依頼目的は、この”絣”でのお仕立てだったそうです。

 

・・・が、季節的に春物・夏物・・っと薄手の生地でのお仕立てが

先にすすみ・・やっと この絣のお仕立てにたどり着きました。

 

 

 

 

形は シンプル。

飽きのこないデザインです。

 

袖口は、 スリットが入って折り返しになってます。

 

折り返すと・・

 

 

 

 

こんな感じ。

華やかな花柄が・・。

 

サイドには・・

 

 

ポケット。

その内側も・・

 

 

花柄。

 

衿は・・シンプルにショールカラー。

 

 

 

・・ですが ちょっと衿こしをつけて

 

 

ふんわりした感じに仕上げてます。

 

 

後ろ見頃は・・

 

 

こんな感じ。

 

・・っで 内側は・・

 

 

 

背裏がついてます。

この背裏にも 袖口と同生地がついてます。

 

 

じつは・・この花柄の生地・・

お客様の若かりし頃(40数年前)に着ていたワンピースとのこと。

7号?くらいのほっそりとしたワンピースでした。

お客様曰く

「この生地が好きで どうしても どこかに使ってほしいの!」

と。

 

ですが 年齢的に(80歳)表に使うには ちょっと憚られる?!とのことで

「じゃぁ 裏使いにしましょ!」

っとご提案して 背裏と袖口、ポケット口に使用しました。

 

お客様も 「派手じゃないかな?!」っと出来上がるまでは

しきりに気にされてましたが

絣も花柄の生地も 好きでずっと捨てられなかったものだけに

二つが組み合わさると喜びも2倍!?

 

さっそく 

夕方のお買い物に着ていこうっと笑顔で袖を通されていました。

 

少し残った生地を またどこかに入れて作ってほしいっとのこと。

 

ここまで 愛されれば 生地も本望でしょうね

すぐに捨てられてしまう生地・洋服が多い中

幸せな生地だなぁ~とつくづく思いました。

 

年末が近づき 

私も生地の整理をはじめなきゃっと思いながら

私自身 これだけ(お客様のように)生地に愛着があるのか?!と

考えさせられます・・

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