昨日、仕事の帰り道、路地の奥に仔猫がいるのを見かけました。そのあたりで大人猫を見ることはたまにありましたが、特に気にしていませんでした。
えっ?仔猫?と思い、見に行ってみると・・・もう、ビックリ!猫がいっぱい!仔猫も大人猫も!母猫も数匹いて授乳中です!うっそ~~~という感じ。
そこは、つきあたりに家が1軒と空き地とアパート、その奥は森になっています。どうやら、その1軒のお宅に住み着いているよう。何か、お手伝いできないかな~と、早速、そのお宅の方とお話。。。すると・・・ここは、もう何年も前から、こういう状態だが、特に困っていることはないという。そして、不妊手術や里親探しの提案を持ちかけても、
「人間が手を加えるのはいいことだとは思わない。住宅密集地や苦情があるようなところならともかく、ここでは、みんな猫らしい生活を営んでいるし、食物は自分で裏の森で獲ったりして調達しているので、エサもあげていない、繁殖も自由。自分の飼い猫だとも思っていない。その結果、猫がいなくなったりするが、それが自然淘汰というものだと思っている。そこに猫がいるということが、ここでの私たちと猫たちのあり方だ」
私が「余計なことを・・・」と言うと、別に、私がいつもやっている里親探しやTNRの否定をしているわけではなく、まあ、考えは人それぞれだから・・・みたいな話でした。結局、この場所は現状のまま、見守っていくからってことで、落ち着きました。私は、手伝いを申し出てこんな風に言われたのは初めてだったので少し驚いてしまいました。
でも、よく考えてみれば、多少なりともそういうことはあるかなあ、と思います。今まで保護やTNRをやってきたところは、住宅密集地、公園、駐車場、国道沿い、線路沿い、エサのない場所、苦情の嵐・・・で、猫がいれば=死につながりかねないところばかり。気がつけば、そんな場所が多い人間社会なのですよね。結果、猫にとって、嬉しくもない不妊手術や狭い場所でも室内飼育・・・
一体、猫の幸せって・・・
やたらめったらの不妊手術や保護するのではなく、それぞれの猫にあった幸せがあるはずなんですよね。。。
今回は少し先走りすぎたようです。何がいいのか結論は出ませんが、考えさせられました。
おなか丸出しで爆睡のチャミ。幸せ?