先日、書店でとても気になる雑誌を見かけ、思わず購入しました。
『婦人画報』のエリア限定版、表紙には大きく『わが街「大大阪」』と書かれています。
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↑2017年4月号、大阪エリア限定版の表紙。太陽の塔のうなじ。
「大大阪」(だいおおさか)というのは、大阪が隆盛を誇った時代のことでして
もうすぐ最終回を迎える再放送中の朝ドラ『ごちそうさん』の時代です。
(大正~昭和初期、戦前の頃までの時代)
特集記事は
「大大阪に生きる乙女、”嬢はん”と一緒に、大阪の素敵なものを訪ね歩きましょう」と
若手女優の小芝風花さん(「あさが来た!」の千代役)が大阪の街を案内するという内容。
出版社のツイッターでは、
「表現したかったのはコテコテでない、古きよき、ロマンチックな大阪」と書かれていました。
大阪が全国規模の雑誌で良いイメージで語られるなんてことは滅多に無いこと。
大大阪時代+近代建築好きである当方にとっては夢のような特集です。
「嬢はん」は「いとはん」と読み、良家の令嬢を指す言葉です。
「とうさん」とも言います。
丁寧に言いたい時は「いとさん」と呼びます。
「はん」は物柔らかい雰囲気があり、いかにも大阪っぽい響きがありますが
時と場合、相手によっては失礼にあたることもあり、使用には細心の注意が必要です。
敬称としては「さん」の方が格上で、「はん」は親しみが含まれている分、格が下がる。
プライドの高いお嬢様は「いとはん」と呼ばれた時は返事をしなかったと言います。
「いとさん・いとはん」という古い言葉で言うとわかりづらいですが、
現代でも使う言葉で例えると、「おばさん」「おばはん」の差です。
一般名詞として「おばはん」と言う分には良いのですが、
目の前にいる中高年女性に「おばはん」と呼びかけて
快く返事をしてもらえるかどうか。
特集記事では大阪各地(主に市内)のお店や特産品などを紹介しているのですが
その中のひとつが、この「ATELIER to nani IRO」でした。
個性的なデザインのテキスタイルのブランドのお店です。
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場所は西区の靭公園の北、西船場公園の目の前にある壽会館という古い建物。
(昭和22年築だそうです。今年で築70年!)
一階に雑貨店「「hitofushi」が入居しています。
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ビルの案内板。
活版印刷の「河童堂」、中国茶サロンの「Gingetsu」など個性的なテナントが入っています。
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お店は階段を上がって2階、エレベーターはありません。
でね、階段というのが2箇所あるのですが…
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この急角度。手すりが無いと厳しい。
でも、手すりが左側の壁にあって、右利きの私にはちょっとつらい。
そこで、もう一つの階段(廊下の奥にあります)から昇ることに。
こちらは階段の向きが逆なので、手すりが右手に付いてます。
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上がった所から下を見るとこういう感じ。
足元のレールは荷物運搬用に使うのかな?
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お店は公園に面した日当たりの良い部屋でした。
入ってすぐの壁面に雑誌で見た引き出しが置いてありました。
お店で扱っているのは主に布地で、お裁縫を全くしない(できない)私には無縁なのですが
どれもきれいで眺めているだけでうっとり。
販売しているのは布地の他に洋服類が少々、それからハンカチ。
このハンカチがすごく良いのです。
ハンカチの布地の種類は、ガーゼとリネン、それからサテン調の木綿。
私はふだんはタオルハンカチばかり使っていますが、
リネンや木綿のハンカチが大好きです。
好きなものを見かけるとちょこちょこ買ってしまう。
用途は主に小さい風呂敷(ちょっとしたものを包む)として使ったり、
自宅のかご(中にゴチャゴチャ入っている)にかけたりとか。
こちらのサテンハンカチの生地が木綿とは思えないくらい
滑らかで手触りがよく、光沢の素晴らしさにびっくりしました。
模様もかわいいものばかりで、本当に迷いました。
お気に入りを数枚購入し、
持ち帰って早速、我が家のおやつを入れている籠にかけたのですが
汚部屋の中でそこだけが別世界になりました。
こんな模様の雨傘があったらええのになぁ…。
「ATELIER to nani IRO」
住所:大阪市西区京町堀1-12-28 壽会館ビル2F
電話:06 6443-7216
営業:火~金 12:00〜19:30、土 11:00〜19:30
休日:月曜日・日曜日・祝日
備考:オンラインストア naniIRO ONLINE STORE
『婦人画報』のエリア限定版、表紙には大きく『わが街「大大阪」』と書かれています。
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↑2017年4月号、大阪エリア限定版の表紙。太陽の塔のうなじ。
「大大阪」(だいおおさか)というのは、大阪が隆盛を誇った時代のことでして
もうすぐ最終回を迎える再放送中の朝ドラ『ごちそうさん』の時代です。
(大正~昭和初期、戦前の頃までの時代)
特集記事は
「大大阪に生きる乙女、”嬢はん”と一緒に、大阪の素敵なものを訪ね歩きましょう」と
若手女優の小芝風花さん(「あさが来た!」の千代役)が大阪の街を案内するという内容。
出版社のツイッターでは、
「表現したかったのはコテコテでない、古きよき、ロマンチックな大阪」と書かれていました。
大阪が全国規模の雑誌で良いイメージで語られるなんてことは滅多に無いこと。
大大阪時代+近代建築好きである当方にとっては夢のような特集です。
「嬢はん」は「いとはん」と読み、良家の令嬢を指す言葉です。
「とうさん」とも言います。
丁寧に言いたい時は「いとさん」と呼びます。
「はん」は物柔らかい雰囲気があり、いかにも大阪っぽい響きがありますが
時と場合、相手によっては失礼にあたることもあり、使用には細心の注意が必要です。
敬称としては「さん」の方が格上で、「はん」は親しみが含まれている分、格が下がる。
プライドの高いお嬢様は「いとはん」と呼ばれた時は返事をしなかったと言います。
「いとさん・いとはん」という古い言葉で言うとわかりづらいですが、
現代でも使う言葉で例えると、「おばさん」「おばはん」の差です。
一般名詞として「おばはん」と言う分には良いのですが、
目の前にいる中高年女性に「おばはん」と呼びかけて
快く返事をしてもらえるかどうか。
特集記事では大阪各地(主に市内)のお店や特産品などを紹介しているのですが
その中のひとつが、この「ATELIER to nani IRO」でした。
個性的なデザインのテキスタイルのブランドのお店です。
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場所は西区の靭公園の北、西船場公園の目の前にある壽会館という古い建物。
(昭和22年築だそうです。今年で築70年!)
一階に雑貨店「「hitofushi」が入居しています。
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ビルの案内板。
活版印刷の「河童堂」、中国茶サロンの「Gingetsu」など個性的なテナントが入っています。
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お店は階段を上がって2階、エレベーターはありません。
でね、階段というのが2箇所あるのですが…
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この急角度。手すりが無いと厳しい。
でも、手すりが左側の壁にあって、右利きの私にはちょっとつらい。
そこで、もう一つの階段(廊下の奥にあります)から昇ることに。
こちらは階段の向きが逆なので、手すりが右手に付いてます。
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上がった所から下を見るとこういう感じ。
足元のレールは荷物運搬用に使うのかな?
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お店は公園に面した日当たりの良い部屋でした。
入ってすぐの壁面に雑誌で見た引き出しが置いてありました。
お店で扱っているのは主に布地で、お裁縫を全くしない(できない)私には無縁なのですが
どれもきれいで眺めているだけでうっとり。
販売しているのは布地の他に洋服類が少々、それからハンカチ。
このハンカチがすごく良いのです。
ハンカチの布地の種類は、ガーゼとリネン、それからサテン調の木綿。
私はふだんはタオルハンカチばかり使っていますが、
リネンや木綿のハンカチが大好きです。
好きなものを見かけるとちょこちょこ買ってしまう。
用途は主に小さい風呂敷(ちょっとしたものを包む)として使ったり、
自宅のかご(中にゴチャゴチャ入っている)にかけたりとか。
こちらのサテンハンカチの生地が木綿とは思えないくらい
滑らかで手触りがよく、光沢の素晴らしさにびっくりしました。
模様もかわいいものばかりで、本当に迷いました。
お気に入りを数枚購入し、
持ち帰って早速、我が家のおやつを入れている籠にかけたのですが
汚部屋の中でそこだけが別世界になりました。
こんな模様の雨傘があったらええのになぁ…。
「ATELIER to nani IRO」
住所:大阪市西区京町堀1-12-28 壽会館ビル2F
電話:06 6443-7216
営業:火~金 12:00〜19:30、土 11:00〜19:30
休日:月曜日・日曜日・祝日
備考:オンラインストア naniIRO ONLINE STORE
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