花の江戸子、雪国をゆく。～駒子の湯～

　　　　　　　　　　＜越後湯沢といえば温泉♪＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
湯の町・湯沢に来たからには
やはり昔の風情の残る温泉にはいらなくっちゃ！ということで
むかった外湯は「駒子の湯」。

あの川端康成の小説「雪国」の駒子にちなんで名前がつけられたという
とっても雰囲気のある温泉。
いわゆる湯沢の共同浴場で、
入浴料金も５００円（子ども２００円）というところがうれしい。

越後湯沢にはこの「駒子の湯」のほか
「宿場の湯」「街道の湯」「岩の湯」「山の湯」という５つの外湯がある。
どこも風情があり、気軽に立ち寄れる温泉である。
（ちなみに私は「街道の湯」が露天風呂もあるので好き）

この日は土曜日ということもあり、地元の方に加えスキー客でにぎわい
ちょっと「ゆったり」気分どころではなかったが、
いつもの「駒子の湯」はこじんまりしているだけに
のんびり気分いっぱいの外湯であることを書き加えておこう。

　　　　　　　　　　
いつものことながら女湯に一人で入ることになる私。
湯船につかるとひとりぼっちの手持ち無沙汰からか
つい、天井を見上げてしまう。

　ふぅぅ～。

「駒子の湯」は大きな太い梁のある天井で
まわりの喧騒とはうらはらになぜか不思議な落ち着きを醸し出していた。

男湯と天井だけは筒抜け。
よ～く耳を澄ますとお湯を流す音や湯桶の響く音の中に
我が家の息子たちの笑い声が聞こえてきたりする。

　うっ、響く声・・・・。

私はひとり女湯の中で
クスクスと微笑んでみたりしちゃうのである。


　　雪国で　　ひとりぼっちの　　女風呂　　
　　湯気のまにまに　　　聞きなれし声　
　



　　　　　　
　雪景色を見ながら温泉♪極上のくつろぎですね。
　いつも応援ありがとうございます！よろしくお願いします！