もちつきうさぎ

ぺったんぺったん、もっちもち!
ハートのおもちつきでスマイル満開なエッセイブログ。

花の江戸子、信州をゆく。~別荘ライフ~

2007-08-24 | 旅のおはなし(花の江戸子)
朝、目が覚めてコーヒーを片手にテラスに出てみる。



耳を澄ますと小鳥たちのさえずり。
そしてどこからか
・・・・トントントン、トントントン。

えっ、まさか、クマ!

そんなことはない。
なんとキツツキの木をつつく音だった。

都会に溢れる無感情な騒音とちがい
なんとあたたかい音なのだろう。

しばし出会いの幸福感にひたる私である。

       

“暮らすように遊びたい・・・”

長期の旅行のスタンスとして
私とオットが若いころから大切にしてきた「気分」だ。

そんな気分をおおいに盛り上げてくれたのが、
コテージの外湯としてついていた


温泉露天風呂

これは、極上!
我が家のためだけにもったいない気もするが、

朝は小鳥の声をききながら・・・
夜は満天の星空を眺めながら・・・
至福のひとときをすごすことができた。

ただね、
このあたりには“ウルル”と呼ばれるアブがいる。

学名・イヨシロオビアブという名のアブだが
コイツがまた人とのふれあいが大好きなヤツで・・・。

やってくると、もうたいへん!
温泉のお湯を撒き散らし大格闘となってしまう。

まっ、山ってところは
人も動物も虫もみんなみんな思いのままに生きてる…ってことだよね。


<夜のお楽しみ、バーベキュー

木炭でゆっくりゆっくり火をおこす。
思い思いの時間をすごしながら・・・。

とはいいながら、
ついついビールがすすむ私とオット。
本好きな長男はやっぱり読書。
こんなのどかな森の中だが、山崎豊子作品を読みふけっている。
(そして読破!)
次男はというと、あちこちほじったり、つついたり・・・?

山の済んだ空気もごちそうのバーベキュー。
あ~おいしかった。

口数のあまり多いほうではない次男がぼそっとつぶやいた。

「なんか、パパとママが若い。」

・・・・えっ、いつもとちがって見えるのかな?
   (心はいつも20代なんだけどなぁ~)

まっ、ありがとう!・・・てことで。ははは。

揺らぎに揺らいでこの日も眠りにつくのであった。





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4 Comments

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Unknown (マグロ君)
2007-08-24 11:48:18
ニーナさん~本の紹介・・ありがとうございました~

早速勉強してみます~

この露天風呂・・・良いですね~


ぽちっと!
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キツツキの音を背景にコーヒーを飲む。 (fujimino)
2007-08-24 15:07:39
国民的祭日しか休みが取れない身としては、とうていかなわぬ夢であり、果てして死ぬまでに可能なのか解らない、憧れのスチュエーションです。

“暮らすように遊びたい・・・”素敵な言葉です。

僕も常々そうしたいと願っています。

それぞれがそれぞれの時間を同じ空間で過ごす。
読書なんか最高の贅沢かも知れませんね。

山崎豊子作品ですか、若い子達に読まれているのは「華麗なる一族」「白い巨塔」「大地の子」なんて所が人気と聞いていますが・・・・。
そうそう「沈まぬ太陽」なんて作品もありましたね。
時間がゆったりとしたそんな場所での読書は、山崎豊子作品が最高かも知れません。

所で前の記事でトンネルが無かった頃の話から「鯖の道」「塩の道」「琥珀の道」などと共に菊池寛の「恩讐の彼方の」の舞台、耶馬渓を思いだしました。

トンネルが無かった時代、峠を越える悲劇や物語がたくさん生まれたんですよね。
笛吹峠などもその一つかも知れませんね。
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マグロ君へ (ニーナ)
2007-08-24 16:20:55
マグロ君、こんにちは。

この露天風呂、最高でしたよ~!
内湯とドアひとつで行き来できるので楽チン。

なによりわざわざ温泉に入るために出かけなくていいのが助かりました。

一日三回は入っていたかな~。
まさに温泉三昧でした。
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fujiminoさんへ (ニーナ)
2007-08-24 16:41:40
fujiminoさん、こんにちは。

長男は幼いときから時間の素敵な過ごし方を心得ている子で、今回の旅行でも彼から学ぶことも多々ありました。
栂池のトレッキングでもしっかり「花図鑑」を手に見て歩いたり、あと「きのこ博士」なんていわれるくらいきのこ好きなので、道できのこを発見してはあれこれうんちくを話してみたり・・・そんな彼は登山しているおじさんやおじいさんとすぐ友達になってしまうんですよ。(笑)

気がつくとサッと温泉に入り、首にタオルを巻きながら読書してました…あっという間に「白い巨塔」全5巻、読破です。

ところで「塩の道(千国街道)」、ありました。
古の旅人が旅の安全を祈願した前山百体観音から始まるんですよね。
昔はひと山越えるのもたいへんだったのでしょうね。
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