タコの視力

目、視力に関する文献を読んだ。この地球上でもっとも視力のよい生き物は
やはり猛禽類で特に優れているのは鷹だという。人間の視力単位で換算したら
100.0。驚くべき数字でありますね。100メートル上空から芝生の上のお弁当の
オカズの種類まで見分けてしまうらしい。あ、あんなところにタコサンウインナー
がありやがる。すきを見て急降下でかっぱらってやろうと、判断する。
その次に視力が優れているのはネコ。視力5.0ぐらいだという。そんな目の持ち主の
ネコではあるが欠点は忘れっぽいこと。ほんの数秒前のことでもネコは忘れる。
ついさっきどこかでサンマを見かけたような気がするが、さてどこだっけ？
ネコはそんな感じ。ある意味ノー天気、だからいつもあんなに幸せそうに日向ぼっこを
を毎日毎日飽きもせずできるんでしょうね。その次に視力がいいのはなんとタコだという。
前々からタコの視線は怪しいと思っていた。昔、第三魚市場でタコ釣りにはまっていた頃があって
たくさんのタコを釣り上げた。その時、釣り上げた常にタコはオレを見つめていた。
はっきりと鼻毛までタコの視界に入っていたのだな。それこそ目からうろこでありますね。
最近、老眼化が激しく出先で老眼鏡を買うものだから10個もの老眼鏡がある。
最新のものはわけ合って亀戸の駅ビルで買ったもの。100円。その前は2月の仙台の駅で買ったっけ。
震災前、980円。20,000円で買った真面目な老眼鏡もある。
その筋に詳しい博士に聞くと乱視がなければ（本物の博士）なんだっていいらしい。
老眼メガネは虫眼鏡とおなじだという。確かに。
この夏、3回ほど蛇と遭遇した。そのうち2回は君ヶ浜の森の中。どれも青大将だった。
細くて長い青大将は慣れてくると近くまで寄ってまじまじと観察することができる。
しかし油断しているとその動きは早く注意が必要だ。この夏、蛇が脱皮する一部始終を
まじまじと見てしまった。まじまじ。
まず、あたまをとりあえずその辺の石ころにこすり付ける、そうするとかおの一部の皮が裂けて
脱皮口ができる。頭、顔をその裂け目から出す。すると今度は体をくねらせながらもぞもぞと
全体を古い皮からひねりり出す。なかなか見れない光景だった。その蛇はその場で一服したかった
ところだが何やら近くに怪しい人間の気配。迷惑そうに草むらに逃げて行った。そこでまた発見。
這うとき、必ず頭が通過した地点を体が通過していく。これは物理的な法則に近いと思うが
寸分の狂いもなくそうなる。そのような視点でアメリカ映画の巨大蛇、アナコンダを見ると
いかに信憑性がないかがわかる。巨大蛇はあのような動きはしないはず。その映画に限ら
ずアメリカ映画はCGを使いすぎている。もっとヒューマンな映画を見たいものだ。アメリカは
その実績はいくらでもあるし。蛇の目、視線はどこまで冷酷でかっこいいんだろう。
視線のカッコよさでいえばやはり犬。家の中で飼われるかわいそうな犬じゃなくて野生犬の視線。
これには惚れる。注意力が機敏になっているときの視線。最高の俳優、俳犬だと思う。
犬は死を恐れない。死期を感じたら草むらに寝転んで土になろうとする。2回、わが飼い犬がそうだった。
羨ましい限りだな。
で、視力の話だっけ。健康診断で普通の視力は左右1.8以上ある。係員が疑惑的な目で見ているのさえ
見逃してはいない。それこそが動かぬ証拠なのだがローガンは進んでいて、
ベッドで本を読む習慣はメガネなしでは出来なくなった。
ローガンは言い方をかえればある意味、老衰ともいえる。
老いて衰退していくという意味では間違ってはいない。一日生きたらそれだけでもうけもの、と
思ったほうがいいんだろうなきっと。
さあ、いよいよ福井の芦原温泉、カニ宿への段取りのころである。老いらくの恋への旅路、
待ちに待った冬、雪温泉のころが来る。わくわくする。
ブログリクエストいただいたNさん、書きました、これでよいでしょうか？めんどくさかったけど。
また会いましょう。