YEAR3210

風に転がる迷走日記

読書の寝苦しい夜

2011-06-29 21:06:04 | コブクロ
ビールでほろ酔いでバーボンを飲みながら本を読むのが
ここ最近の日課だ。最近読んだ本は

八丈島の現役漁師が書いた
 
  東京都豆南諸島 丸ごと探検記 山下和秀 三五館

  住所は東京都に属するが無名の奇跡の島々の真実を漁師の目線で等身大に描く
  すばらしい探検記であります。日本はなんと奥行きのある国だと言うことを
  思い知らされる本であります。「白身魚のトロ」これを食べたことがあるでしょうか。

元、岸和田の愚連隊が書いた

  野山課長の告白  幻冬社  中場利一

  この本の面白さは読まなければわかりませんね。

精神科医の書いた

   捨てる旅  中沢正夫  同文書院

  無性に何の目的も無く旅に出たくなる本であります。

人知れず密やかに読まれていた

  まもりどりのでんせつ  うみう文庫  ミズノカズヒコ 初版1991年

   ふわふわと酔いながら心の中で旅に出たくなる本であります。

こんな時勢ながらクソ暑くてしょうないのでエアコンをかけ寒い寒いと
毛布に包まってくしゃみながら寝た昨夜、私はヒコクミンかも。
いったん布団に入るとエアコンの行方が視界に入らないと探すのが億劫で
しょうないんです。
リモコン関係は、ひとつの部屋の中に

 1.テレビ
 2.ビデオ
 3.ビデオ2
4.エアコン
 5.扇風機
 6.照明
 7.ラジカセ
 8.ウィーリモコン×4

こんなにもリモコンがあるもんだからそれ自体がストレスなんですね。
それぞれのリモコン自体を手元まで持ってこれるようなリモコンが
あればいい。

パソコン関係のせいでパソコンにつなぐ線関係がやたら増えて
何が何のコードかわからなくなってしまい、100vのコンセントにつなぐ
コンセントの数がやたら多くなってしまいましたね。
何かのバッテリーを充電する器具。これも何がなんだかわからなくなってきていて
既に遥か昔に処分したビデオカメラのバッテリーの充電器だけが残っていたりして
なかなか捨てられなくて、処分したはずのブラウン管テレビの
リモコンだけが残っていて、捨て忘れて机の引き出しの中に眠っていて
電池カバーを開けてみると電池が開きもれしてたり。
めんどくさい世の中にねえ。

原子力ファンヒーター

2011-06-21 15:43:51 | コブクロ
会社の空気浄化装置の外気導入口の放射線を測定してみるとその線量は3マイクロシーベルトを示す。この値は飯館村に匹敵する数値だ。集まるところには集まるものだ。家でも雨樋から集合している排水升も間違いなく高いのだろう。そのあたりに生息している蚊などは確実に被爆している。その蚊に刺されたら放射能を注入されることになる。避けようのないことだ。蚊取り線香を点ける。放射能に汚染された蚊は落ちる。ひとまず安心。間接的な放射能除去だ。宇宙戦艦ヤマトが求めていたのは蚊取り線香だったのかもしれない。原子力そのものの理屈、理論が理解できない。ウランという石ころを燃やすんだか何するんだかわからないがその核分裂で生じる熱で水から蒸気を発生させタービンを回し発電。石炭がいい。放射能除去装置を作るより一酸化炭素除去装置を作るほうが容易いような気がする。医学が進歩して飲み薬で放射能除去製剤ができ被爆したら医者に行って処方してもらう。簡単に除去できてしまう。そんな時代になったら最初に買うのは原子力ファンヒーター、原子
力オーブン、原子力冷蔵庫あたりか。
パソコンが故障して被爆。医者に行く。これをのんで暫くゆっくりしていなさいと医者はいう。その間、ビールは控えなさいともいう。それはそれでモンダイだとも思う。ウランが無くなったのでホームセンターに買いに行かねばならない。昨日の新聞に手のひらサイズ、水素発電機の記事が乗っていた。水素を注入すると6ワットの発電をするという。携帯の重点には充分という。売れるでしょうか。原子力アンプは低音域が物足りないとユージンあたりがいうかもしれないな。

偉大なる復活

2011-06-20 16:08:39 | コブクロ







先月の強風で壊滅的だった老いらくの恋農場の植物が献身的な努力が実り劇的に復活した。自然の力は強い。最初、そのあたりをふらついていたバスケット命小僧は、マキロンでも塗っておけば復活するなどとほざいていたので少しその気になったがおちついて大人らしく考えてそれはやめた。完全無農薬で育てているからだ。マキロンは論外であります。虫はピンセットで取り除いた。しかしダメージの大きい茎の部分にバスケット小僧に見つからないようにカットバンを巻いたのは事実である。翌日、茎はしゃんとした。やってみるものである。最大の敵は転がってくるバスケットボールである。バスケットボールが転がってきたら苗などひとたまりもない。従って庭でのバスケットの練習は全面的に法規制した。脅威はスイカである。巨大な葉っぱを広げ我が物顔で畑に広がる。あちこちにつるを伸ばしついには唐辛子の苗に巻きつき倒してしまった。恐るべしヒンのない果物、スイカである。今週のトピックスとしてはずっとキュウリだと信じていた苗は育ってみて実はスイカだったという
ことだ。枝豆も育ってみたらオクラだった。闇雲に苗を植えたので何がなんだかわからなくなってしまっている。確実なのは唐辛子とスイカとトマトぐらいである。ピーマンだと思っていたらどうやらシシトウらしい。

人はそう簡単に変わらない

2011-06-16 20:55:16 | ウナギ
今でも半年に一回は東北方面によろず見聞録(酒びたりの旅)に出ている。
その癖が始まったのは最近ではなく遥か大昔、高校生の頃からだ。遥か昔、
その延長上、確か23才ぐらいの時、行き先未定、旅に要する日数、未定の
東北方面、うにほやあわびばんざい旅に出た。海岸沿いに北上する東北方面
海乞食旅だった。記憶の中に残っているのだ。
ウニかにあわびホヤトノサマばったビールこそ我が人生的ライフスタイルを
貫いていたがいまだにそれは続いていていまだビールの本質、真実を理解できていない。
その旅の途中、数日、滞在したのは名取市のユリアゲ漁港であった。
北上の途中であったがそのユリアゲ漁港でビールを飲みながら釣りをしたことを
鮮明に覚えている。その時一緒だった友達とはその後に日本中のあちこちに旅に出た。
その親しき友は昨年のちょうど今頃、逝ってしまった。3年もがんで苦しんだ末だった。
若い頃の旅の足と言えば有無を言わず車だった。よりいっそうの自由を感じる車が
よかった。電車など考えもしなかった。時間に縛られたくないという若さの元気である。
今は確実に電車でありますね。理由はただひとつ、飲酒である。駅弁である。品川巻きである。景色である。
来月は東北の早池峰山に行く。登山口からてっぺん、そして登山口までおおよぞ7時間
の歩きである。が、頂上ははなからあきらめいていけるところまで行って、頂上まで行った
ふりをしながら下山してすれ違う人にはいかにも頂上まで行ってきたもんね的得意げな顔をするところにいんちき登山者の醍醐味がある。お茶のペットボトルの中はそのままのウイスキーであるからだ。
と言うわけなのですがだから「泣くかな名取川」なのですね。
何の脈絡もなく沸いてきたわけではないのですのよ。
名取市は人口およそ7万人、名取川の河口に開けた農業と漁業の栄える穏やかな街であり
どこかの街と似てはいるけど決定的な違いは電車10分で政令指定都市、大都会の仙台まで
いけるということでありますね。住むんだったらのどかながら大都会が近いってところが
理想的なんです。

テレビの力

2011-06-15 20:37:21 | 日記
連日、テレビでは震災地の報道がされている。テレビだから、テレビなのでと言う前置き
があるが、見ていて気になるのはBGMだ。番組制作の都合上、マイナーなそれっぽいBGM
をつけたい気持ちもわからなくは無い。しかし、落ち着いてよく考えると悲しみの音楽は
いらないと思う。その点、NHKはよく作っていて真実を伝えてくれる。がんばれ日本放送協会
と言う感じがする。一昔前はNHKは政府の出先機関という印象が強かった。大事な部分には
触れない印象が強かったが最近は大衆の目に近くなってきたような気がする。
そんな震災の報道番組を見ていたら驚くべきドキュメントが流れていた。
瓦礫の山をかたす重機。その中から一台の車。車に殆ど外傷はない。その傍らにたたずむ
女子高生。思わずつぶやいている。
「お父さんの車…」
衝撃的な場面である。
その場面、どっかで見た記憶・・・
そう、YEAR3210に全く同じ場面が出てくる。・・・
これは喜んでいい場面ではなく、本当に心から泣かされる場面である。
巨大地震から一命を取りとめ勇ましく生きてゆく少年たち。YEAR3210...
この小説を名取市の子供たちにあげる予定でいる。本日の新聞の社会面の見出し、
「泣くかも…」これには一瞬、驚いた。

 泣くかな名取川


|C |Am | Dm / G | C

|C |Em |Am |G |
1 仙台行きの夜行バスはいろんな想いを運んでる
|C |Dm | C / Em | C |
あかね色のひざ掛けで 眠る子供は祈り顔
| Am |C |Dm  |E |Am |C |Dm /G | C |
街の灯り ひとつひとつ 今では星より月より重い
 |G |C |F |G |
時に全てを委ねても あの日は帰らない
|C |Am |Dm |C /G |
泣くかな名取川 名残雪 今は似合わない
|C |Am |Dm /G | C |
移ろう季節よみんな みんな春を待つ

|C |Em |Am |G |
2 置き去りのカーネーション いろんな空を見てる
|C |Dm | C / Em | C |
赤すぎて眩しくて 床しい花が咲く
| Am |C |Dm  |E |Am |C |Dm /G | C |
待ちくたびれて 抱かれたくて もどかしくつらい 悔しさに耐えて
|G |C |F |G |
閖上の海に明日もまた 朝日が昇る
|C |Am |Dm |C /G |
泣くかな名取川 名残雪 今は似合わない
|C |Am |Dm /G | C |
移ろう季節よみんな みんな春を待つ
|C |Am |Dm |C /G |
彷徨う僕らは流される筏みたいだ
|C |Am |Dm /G | C |
この国にまだ愛はあるのかな

|C |Am |Dm |C /G |

|C |Am | Dm /G | C |

|C |Am |Dm |C /G |
泣くかな名取川 名残雪 今は似合わない
|C |Am |Dm /G | C |
移ろう季節よみんな みんな春を待つ

|Dm /G | C


泣いて名取川

2011-06-05 20:05:56 | 追悼の詩
新作CDに収録される新作、完成しつつあります。




  泣くかな名取川




   1 仙台行きの 夜行バスは
いろんな想いを 運ぶ
茜色のひざ掛けで眠る 子供は 祈り顔

街の灯り 一つひとつ
今では星より 月より重い

時に全てを委ねても あの日は消えない

泣くかな名取川 名残雪 今は似合わない
移ろう季節よみんな みんな春を待つ

   2 夜風が 日記帳の
ページをめくる
一生懸命書いた夢という文字

その一言だけで 手紙になる
潮で茜色 鉛筆 ひざ掛け模様

時に全てを委ねても あの日は消えない

彷徨う僕らは 流される 筏みたいだ
この国に まだ愛は あるんでしょうか

泣くかな名取川 名残雪 今は似合わない
移ろう季節よみんな みんな春を待つ

泣くかな名取川 名残雪 今は似合わない
移ろう季節よ みんなみんな春を待つ

彷徨う僕らは 流される 筏みたいだ
この国に まだ愛は あるんでしょうか

泣くかな名取川 名残雪 今は似合わない
移ろう季節よみんな みんな春を待つ