YEAR3210

風に転がる迷走日記

ショーウインドウ

2013-11-18 17:16:56 | ショーウインドウ 歌詞
 ショーウインドウ

冬にわざと 隠れながら
あなたに別れを告げに行った
いつもの午後の 青い電車
頬杖ついて 海を見ていた

渇いた渚は 冬に捕らわれて
引き潮の抜け殻だけ残し
一駅過ぎるたびごとに
私の心を 小さくさせる

駅の地下街 ショーウインドウ
あなたに似合いそうな
セーター探す いつものくせ
だけど私はあなたに 似合わない  


夢を追う あなたの横顔
風が洗う 高すぎる 空
次のページを風がめくる
このままずっと いたいのに

夕暮れ 薬屋を曲がれば
賑わう いつものお店たち
あなたの帽子を 深くかぶった
あの夏には もう帰れない

いつも代々木の あの店で
重ねたふたりの 言の葉
枯れて消えてしまった
頬杖ついて思い出している

駅の地下街 ショーウインドウ
あなたに似合いそうな
セーター探す いつものくせ
だけどあなたに私は似合わない