YEAR3210

風に転がる迷走日記

胡椒の言い訳

2011-07-18 20:23:38 | 農業
胡椒の瓶。故障の瓶の内壁になぜ胡椒はへばりつくのだろか、という
社会問題がある。胡椒の瓶は空なのかそれともそれなりの量があるのかわからない。
胡椒が必要な工程になった時に欺かれる。これはかなり悲しい事実だ。
さあ、ラーメンが出来た、食いましょう。まずはビール、若しくは焼きそばを作って
いる時の大事なタイミング、あるいは野菜炒めを作っているときの絶妙なタイミング、
この瞬間にあると思っていた胡椒がないとこれは重大な問題になる。
人はまず胡椒の瓶をさかさまにしてフル。しかし出てこない。力強く振る。
それでも出てこない。殆どの人がこの段階で胡椒は瓶の奥のほうで固まっている
と想像して流しの角に瓶を軽くぶつけてみたりする。そしてまたフル。しかし出ない。
この時、一抹の不安を感じる。そしておもむろに湖上の内ブタをめくってみる。
おおお。この時胡椒が殆どないと気がつくのである。
胡椒のタイミングの問題は重大問題である。ラーメンは食べる直前でなくてはならないし
野菜炒めも同じだ。この時、人はかなりのショックを受ける。
殆どの人は胡椒の瓶の内壁や底を楊枝やスプーンで削り取る行動にでる。
胡椒は剥がれ落ちる。しかし粉ではない。カタマリなのである。胡椒は粉体でなければならない。
ラーメンの湯気に飛ばされくしゃみが出るぐらいの軽々しい粉でなければいけないのだ。
この事実は労働安全交通安全衛生規則第324条に記されている。
胡椒ごときで全ての対ビールに関してのプランは台無しになるのだ。
胡椒メーカーはすぐさま残量のわかる鬢の構造にして欲しいものだ。
出来ればふたにあとナンフリ可能ですなどとデジタル表示してもらいたい。
ちなみに私の場合、ラーメンの場合は12フリする。胡椒がなければラーメンもラーメンでなくなる。
悲しい事実である。
胡椒を誰が考案したのかそれは知らない。インターネットで調べれば何となくその根源はわかるだろうがそれが夢のないインターネットの世界。だから調べない。
庭の小さな畑にアリが大発生している。せっかく実ったイチゴをすぐさま笑いながら食ってしまうのだ。完全無農薬でスイカだのきゅうりだのトマトだの唐辛子だの栽培していて実ってきている。
気になるのは台風6号の動向であるがその話はさておき農薬は使う気はないのでアリたちに胡椒を
振りかけてみた。
 あろうことかその胡椒にアリたちが群がってくるではないか。俺はアリの触角が胡椒に触れ
くしゃみが止まらなくなりそれにあわせて女王アリもアレルギー反応が出て巣ごと絶滅の道をたどると
推定した。しかしアリは胡椒さえもえさにした。
仕方がないので熱湯でアリの巣を滅ぼしたのだが。
胡椒は重要である。人生の一夜の行動を変えてしまうほどの力がある。
死ぬ時に、あの日、あの時、胡椒の瓶にさえだまされなければあの塩ラーメンが
忘れられない味になったはずだと悔やむかもしれない。
胡椒はトーガラシやわさびにはない独特の辛さがある。
しかなぜ胡椒は瓶の内壁にこびりつき、あるフリをするのだろうか。


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