地域との信頼関係も徐々に構築され、個人の家や沿岸の清掃片付けの依頼も来るようになっています。大きなモノの撤去が重機でされても小モノは残ります。
また、重機が入れない散策路や小道、土手、多少原形をとどめている家の庭や裏手の林の中・・。これらは人の手でかたづけるしかありません。徐々に暑くなり草が生えるにつれ、ますます撤去が難しくなり、秋になりそれらが枯れると絡みついてしまい、埋もれてしまいます。
イベント的に100人規模で清掃撤去作業を地域と協働にて5月3日にしました。ねおすでもボランティアツアーで参画し、わずか3時間あまりで片づけられた場所を見て、改めて大人数の力を再確認した次第です。
膨大な漂着物がある生々しい傷跡の被災地の中で片付けるのは、3,4人の少人数では、気が萎えてしまいます。大人数で力を合わせて行うことが必要だと感じました。 お片付けツアーは翌日、私達だけ20人ほどで実施しましたが、常時20人を抱えるボランティアセンターは小さな地域での宿泊滞在でもあるので、食事のことを考えても大変です。しかし、清掃活動に常時10人は少なくとも欲しいところです。
課題は・・・
◆ボラセンは宿泊キャパに問題があります。
今でも多い時は10名以上が宿泊していますが、常時は6名前後体制で、通常の活動がある。それを毎日同時併行して実施すると5人前後は必要(子どもの居場所づくり、青空喫茶など大人の居場所づくり、御用聞きとその対応)で手一杯の状態です。
◆遠野や釜石には数多くのボランティアが集まっており、そこへSOSを出せば人は出してもらえるのですが・・・、いろいろな人達がいて、単に人手を集める手段でしかなく、作業するだけで終わってしまいかねない。交流と学び、ツーリズムによる地域づくりを意識して活動展開する「ねおす」というカラーに少なくとも興味を持って参加してくださる方だと、多少のスクリーニングができて安心ができる。ましてや、合宿状態で、背景を知らない人が次々に来て宿泊するのは、不安がある。特に女性陣は嫌だろう。
◆作業の安全管理をするリーダー役の方の不足している。
すくなくとも、連続して1週間程度、作業の指揮をして頂けるような方がなかなか見つからない。
というわけで・・・
お片づけツアー企画をこれかも続けたいと考えて仕込んでいます。近々募集告知を致しますので、みなさんぜひとも参加してください。
よろしくお願い致します。