太陽光発電

東京新聞:猛暑こそ太陽光発電　最高気温更新でも安定:経済(TOKYO Web)

　同じデータに基づいて、東京新聞は太陽光発電を高く評価し、産経新聞は、日没後の午後7時に最も電力需給が逼迫したから、太陽光発電は原子力発電の代わりにならないと評価した、対比が興味深いです。電力会社間の融通が必要になったことを、国難のように書くマスコミもありますが、デンマークとノルウェーは海底送電線で電力を相互融通しており、日本と韓国、日本とロシアのほうが、距離が短いです。
　政府のエネルギー計画では、太陽光発電と風力発電のコストを約70円/kWhと見積もっていますが、それは、供給量の変動を、蓄電池で吸収するという、最も高価な方法を仮定するからです。需給変動の調整には、第一に広域融通、第二に揚水発電を含む水力発電を活用すべきです。日本で再生可能エネルギーのコストが高いのは、部品の価格でなく、工事費用が高いからで、建設業界の請負、雇用関係が複雑だからだろうという説があります。技術的な問題よりも、難問です。
　いずれにしても、太陽光発電だけで電力をまかなうにはコストがかかるので、風力、小水力、バイオマス、まだ基礎研究段階ですが、波力、海水温度差、潮汐などを開発するべきです。
　2001年に記録したピーク消費電力よりも、今年のピーク消費電力が13%少ないのもいいことです。ブラウン管テレビから液晶および有機ELテレビへの移行のような、省エネ技術の効果が大きいでしょう。かつては、高校野球決勝をテレビで見る時に、電力消費のピークがありましたが、今ではテレビの視聴率と電力消費の関係が薄いです。我慢する省エネから、みんなが得をしてビジネスになる省エネへ、世界は動いています。

女性医師について

　私の母は家庭科の教師で、フルタイムの仕事を退いてからは、教育委員会に登録し、産休中の教師の代理をしていました。
　医師にも、そのような制度があればいいと思います。
　女性が生きやすい社会は、みんなが生きやすい社会。ペットが生きやすい社会は、人間も生きやすい社会。