自然エネルギー危機の真相

先日電力会社が再生可能エネルギーの新規受け入れを拒んだ際に、
天候の影響を受けやすい太陽光発電と風力発電だけでは、
原子力と火力の代わりになりませんが、ドイツの例もありますし、
全発電量の 20% ぐらいは受け入れられるのではないかと、疑問を持ちました。

朝日新聞「プロメテウスの罠」を読んで、話が解りました。
私は yahoo プレミア会員の割引で朝日新聞デジタルを読んでいるので、
他の方にはリンク先が見えないかもしれません。

(プロメテウスの罠)自然エネ危機:4 「1足す1は1に」
朝日新聞デジタル 11月25日(火)7時30分配信 (有料記事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00000009-asahik-soci

==== 引用開始 ====
自然エネはどれくらい導入可能か。経済産業省の審議会(系統ワーキンググループ)が議論を始めた。
 10月16日の第1回。
 考え方の基本が示された。
 「一般水力、原発、地熱発電所は可能な限り運転する。その利用率は震災前30年間の平均値をとる」
 原発・水力・地熱は電力会社が希望するだけ動かし、その余りで自然エネ導入を考えるという発想だ。
 半面、太陽光と風力では、それぞれの最大の発電量を足した数字で考える資料がでてきた。
これでは発電が実力以上に見積もられ、導入可能量は小さくなる。
==== 引用終了 ====

原子力発電を縮小しつつ再生可能エネルギーを拡大していくという、
脱原発思想の真逆です。
技術的な問題ではなく、政策なので、選挙で争う価値があります。
脱原発派にも、20年後の日本のエネルギー源を考える、
国家百年の計が必要です。
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許すが忘れない

誕生日前後にマイナス思考になっていましたが、

日中国交正常化時に周恩来首相がおっしゃった「許すが忘れない」という建設的な言葉を思い出し、

これが怨念の歴史を終わらせる唯一かもしれない方法かなと感じています。

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対立と怨念の40年間

誕生日に書こうと思っていましたが、
長くなるので二回に分けた、怨念の物語です。

●大学進学をめぐるもめ事:

高校生の時に、21世紀には、数学と生物学と中国語が重要になるだろうと
予言しましたが、応援してくださったのは、数学の遠藤先生と内藤先生だけでした。
追記:当時、「計算機科学」という言葉は広く知られておらず、
私が目指した「数学」は現在の計算機科学を含む広い意味でした。

私の母は、東京理科大学を三流だと思い込んでいました。
現役で合格したのですが、進学を許されませんでした。

家族を殺して、少年院に数学の教科書を差し入れてもらうかとも
考えましたが、当時法学部の学生だった高校の先輩に説得されました。

民法によると、未成年者は保護者が決めた場所に住む義務があります。
(イラクに住めと言われたらどうなるのでしょう?)
母の友人の旦那さんの命令で、私は東北大学の寮に住むことになり、
高校で選択していなかった物理2を1ヶ月間で勉強して、
東北大学工学部に入りました。
その旦那さんは、当時松下電器の部長さんで、
私に電気工学を勉強させて、将来雇いたかったようです。
しかし、東北大学では自分がやりたい勉強をできないので、
東北大学の寮から、代々木ゼミナール仙台校へ1年間通いました。

その後、母と高校の担任の二者面談の結果、
なぜか横浜国立大学工学部応用化学科へ入学し、
失意の元に4年間を過ごしました。
国立大学なんか無くなってしまえと、
過激派による文部省解体闘争を応援していました。

●アスキーと東京理科大学:

応用化学科の先生から、情報工学科の学生よりもできるから、
学校推薦で富士通へ就職しないかと勧めていただきましたが、
ベンチャービジネスに興味があってアスキーを選びました。
人生誤ったかな。

アスキーでは、西和彦氏に失望しました。

横浜国立大学を卒業し、アスキーに就職してから、
社会人入学でようやく東京理科大学理学部第二部数学科に入れました。
人生で初めて、学校で勉強するのが楽しくなりました。
昼間遊んでいる学生よりも、昼間働いている学生の士気が高いことが、
夜間部社会人学生の誇りです。
数学科の学生も理科の教職科目を受講できたのが、
現在の仕事に役立っています。

ところが、最近になって、東京理科大学の学長先生が
NHK 教育テレビで講演したのを母が見て、一転、
「理科大っていい大学なんだね」と、和解できました。
東京理科大学で不祥事がないように祈っています。

横浜京都間の高速バスの存在を知っていれば、
現役京都大学受験で妥協できたでしょう。
高校生の時に、旅をするべきでした。

私が一流と認める大学は、東京理科大学と京都大学だけです。
東京大学、東京工業大学、慶應義塾大学は、入学できても、
数学科へ進級できる保証がないので、私にとって無意味です。

●慶應義塾大学とUnix:

アスキーで働いていたときに、Unix を制する者が21世紀を制すると
感じました。しかし、当時 Unix を学ぶには、東京工業大学か
慶應義塾大学の大学院へ行くしかありませんでした。
東京理科大学の林先生が定年になって、博士課程へ進学できない背景もありました。
慶應義塾大学の斎藤先生が監修した「TeXブック」と「プログラミング言語C++」が
面白かったので、慶應義塾大学大学院博士課程を受験しました。
斎藤研究室の先輩曰く、「人生誤ったな」。。。

●母とキリスト教の対立:

昔は、母と一緒に教会へ行ったこともありました。
しかし、母が牧神から紹介してもらった弁護士さんと母が対立し、
母がキリスト教を嫌ってしまいました。

●疲れてしまいました:

東京理科大学で学んだ数学が仕事に役に立てば立つほど、
自分は母に復讐するために、数学を学び、
働いているのかもしれないと、罪の意識を感じます。
教会への献金も同様です。

ノーベル賞までいかなくても、画期的な成果を挙げて、
記者会見の場で、母と進路指導の先生への怨念を語りたいです。

しかし、怨念を心の糧にして生きるのに、疲れてしまいました。
何千年も対立を続けているユダヤ教徒とイスラム教徒を、
なかなか見習えません。
死ぬときは過激派として、原子力施設で自爆して終わりにしようか。
とりあえず、衆議院選挙があるようなので、そのあとで考えます。

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不詳54歳

不詳54歳になりました。

●いきなりピンチ:

7年間使ってきた Think Pad T61 が壊れたので、
Linux の開発マシンから書いています。
ATOK がないので、日本語入力がきついです。

●お変りありません:

旧友から「お変りありませんんか」とメッセージをいただくことがあります。
第一に、「ハッカーはドクターになれない」という法則にはまり、
第二に、まだ独身なので、お変りありません。
どかーん。いきなり落ちてしまいました。

しかし、クイーンのギタリスト、ブライアン・メイ氏が60歳で
博士論文を書いたり、岩崎良美さんが50歳で初めて結婚したように、
人生山あり谷啓も、面白いのではないでしょうか。

●進化遺伝学の問題:

両親の仲が悪いと、子供は結婚に消極的なって行き遅れ、
孫ができる可能性が減るので、遺伝子が淘汰されます。
しかし、家庭も世界も、平和になりません。

●愛され続けて54年:

教会に献金したからでもなく、洗礼を受けたからでもなく、
既に偉大な存在に愛されていたと気づいたときに、
ありがたさに涙が出ました。
「おかげさま」です。

●最近の仕事:

引き続き、株式会社ベストシステムズから、
日本原子力研究開発機構関西光科学研究所へ出向しています。

Spring-8 にある XFEL という X 線実験施設を使って得られた、
生体分子の観測データを計算する仕事は、
観測機器の限界によって期待ほどの成果を出せず、
納税者の皆様には申し訳ありません。

しかし、研究、開発、商品企画の仕事は、
3割打てば一流、4割打てば天才という考えで、
次の仕事をしています。
たまには「会心の一発」が出るでしょうか。

詳細は論文発表まで秘密ですが、
たんぱく質結晶の構造を、スーパーコンピューターで計算しています。

Linux を開発したリーナス氏が、開発の理由を
「Just for fun (それが僕には楽しかったから)」と
おっしゃったように、
第一に、私もソフトウェアを開発して給料をいただければ、
happy hacking です。
しかし、もう少し儲からないでしょうか。

第二に、優秀な同僚に囲まれて、happy hacking です。

長期的な目標は、ノーベル賞受賞論文の謝辞です。

●逆風満帆:

未来の党とみどりの風が憤死に終わったので、
地元奈良の新社会党を応援しています。
逆風満帆です。
朝日新聞も、逆風満帆です。

仮に、「核燃料サイクルは既に破綻しています」と書いたら、
特定秘密保護法違反になるのでしょうか。

聖書にこう書いてあります。
「私は、罪人を招くために来た。」
私を洗礼してくださった Y 牧師、当時社会党支持、極左は、
「罪人」とは、当時の社会で差別されていた人々であり、
キリストがそうであったように、弱い者の味方になりなさい。
と、説いています。

連合が中くらいの人々の味方をするならば、
左派はもっと弱い人々の味方になりましょう。

●関西での生活:

茨城から関西に転勤して給料が下がり、
結局原子力が儲かるのかと、凹みましたが,
鹿と古典美術に癒されて、ぼちぼちです。

健康診断の結果も、茨城にいたときよりも、なんぼかましです。

不定期に、リベラルな日本基督教団東梅田教会へ通っています。
「科学者は神を信じられるか」という話題から、
「科学と信仰の両方を持っている方が、
人間のために科学を使ってください」と、
個人的メッセージをいただきました。

●儲かりまっか:

同窓会へ行くお金がありませんと話したら、
高校のアマチュア無線クラブの先輩から、
サムスンへの転職を勧めていただきました。
マジで韓国語を勉強しようかと思っていたら、
サムスン減益のニュースが。
結局、合衆国へ流出した方々が勝ちなのでしょうか。

関西に転勤してから、自分の勤務先の次に、
シャープの業績が気になります。
なぜ、世界一の部品を作れる企業が経営危機なのか、
他人事ではありません。
日本の物作りと理工系教育の将来を憂慮します。

また、情報処理技術者試験を越えるレベルの、
人材評価制度が確立していないことも、大問題です。

●終わりに:

生きてるだけで丸儲け。
ですが、もっと儲かる仕事ないかな。
今後もよろしくお願いします。
私はただの男よ。ニュータイプになりそこないの。

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