日本四人将棋連盟

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第2回次の一手解答編

2016年05月18日 | 次の一手問題
次の一手の解答をお教え致します。

正解は「5七玉」です。

実は6七歩に利かしを入れなければ、上家に5五歩と突かれて、
対面に6七飛車成りとされて陣を薄くされてしまうのである。

だからと言って、6八銀は指しずらい。
何故なら6八銀と指した場合、上家に「←8八銀」とされて陣形が窮屈となり、
押しつぶされる筋があるからである。

「5七玉」が一番バランスが良く、将来下家に「→2九歩打ち」とされる筋も消している。
玉が移動していなければ、銀が死ぬのである。

皆さんは次の一手分かりましたか?



※左にある手数や棋譜は気にしないで下さい。

執筆者・中司晃貴