どこ吹く風

旅のことを主に書く。

霧島神社

2007年07月17日 07時21分44秒 | 能登
 鹿児島空港では我々より少し早く大阪から着いた妻の妹夫婦が迎えてくれた。
レンタカー会社に到着の電話を入れ迎えに来てもらい、手続きを済ませて霧島神社に向かった。
天気が良ければえびの高原へ行きたかったがこのところ鹿児島は雨続きだし、台風の影響もあるので風景を楽しむには天候が思わしくないので霧島神社へ向かう。途中の道の駅(風)な施設で蕎麦を食べる、ビールのツマミに薩摩揚げを頼んだらそれから揚げ始めた。アツアツの薩摩揚げは美味しかった。午後は”奥さん”に運転を任すので心置きなく飲んだ。
道の駅には足湯がある、能登以来半年ぶりの温泉なので坐る。ビールの酔いと足元の暖かさが心地好い。

 霧島神社は予想していたものより小さな規模でした。背景の山が広いので小さく見えたのかな。真っ赤な鳥居が立ちそこから真っ直ぐに伸びる参道、赤を主体にした左右対称の建物、軒には極彩色に彩られた彫り物がある。御神木に四角竹と良い神社でした。
たまたま到着した団体のガイドさんの説明を盗み聞きし、さらに質問までした。神社を理解するには古事記や日本書紀の知識が必要なので深入りはしたくない。万葉仮名で記された人名を読むのもナンギだ。
 裏の歴史、渡来系の天皇家がニッポンを治めていく為に土地土地の神々を吸収しながら古事記の世界へ誘導していく過程を解説したら面白いだろうに。

 この辺りは高原という感じがする、山あいを走っていても開けた所に来ると遠くには山々が連なりその前は草原となり杉山となる。なんてことが無い風景でもオキナワとは違う。道端の竹林に人家という何処にでもある景色だがオキナワには無いのです、太い竹がオキナワには無い。杉も無い、テレビの影響か私自身竹林に杉山はありふれた風景のように思っているけど実際は日常的には目にすることが無いのだ。後天的に植えつけられた錯覚なのだ。

 とか何とか風景を楽しみながら考えているうちに妙見温泉に着いた、生憎雨がちらついてきたが雨も宿の雰囲気にピッタリという感じだ。