どこ吹く風

旅のことを主に書く。

ナイアガラへ

2007年12月27日 09時22分35秒 | オーロラ
 2007年12月9日、9日目本日はこのツアーのもう一つの柱ナイアガラへ移動する日だ。
4時15分モーニングコールで起こされる、添乗員とホテルからの2度のコールがあった。夕べは12時半までオーロラビレッジに居たので風呂に入って寝たのは2時を廻っていた、皆さんも同じだろうから1回きりのコールでは起ききれないと添乗員は心配したのだろう。

 バスで空港へ行く、街にある寒暖計はマイナス12℃となっている、それほど寒さを感じない。機内食はポテトのオムレツで塩気が強い。デザートの梨か桃のシロップ漬は色もどぎつく甘すぎる、鉱山労働者の町イエローナイフは濃い味付けがウケルのかと思いつつも半分以上残した。
エドモント空港で2時間待ち合わせがあったのでベンチで横になった。起きて駐機場を見ると飛行機の翼について氷を落として不凍液をかける作業風景が見えた。専用の車両で行なっている、南国育ちの私には想像だにしなかった事なので興味深く見た。

 12時50分発だがトロントへ就いたのが7時、雪で少々遅れた所為もあろうが時差だろう、時間の感覚が全く分からない、実際のフライト時間は3時間半といところ。到着後直ちにバスでナイアガラへ向けて移動する。120km離れているのでハイウェイを1時間半ほど走る、夜なのと疲れで皆寝入っている。私は暗くて見えないのに窓の外を眺めていた。ハイウェイの分岐や車の出入り方式を見るのも面白い、ニッポンのそれとは大きな違いがある。

 ホテルへ入る前にレストランで夕食をとる、案内書にはロブスターと書かれているが、あれはアメリカザリガニと呼んだほうがいい。ロブスターもザリガニも一緒かな、アメリカ人は蝶と蛾を区別しないようだから。ニッポンで食べる冷凍ロブスターよりも味が濃くて美味しい。オキナワではサムズグループのメニューにある。
一匹丸ごと皿に乗って出てきた、さて如何にして食べるか・・・案ずるよりも行動だと鷲掴みして腕をへし折り殻割りで砕き身を出して口に入れる。胴の部分もまずアタマを引き抜きミソを指でかき出し舐める。手と道具をフルに使って食べながらビールを飲む。美味しい。
ふと離れた席を見るとナンとウエートレスが手際よく食べ易いように処理している、実に鮮やかな手つきだ、店側でやってくれるなら初めからそう言えばいいのに。手がベトベトになって悪戦苦闘しながら食べている自分が気恥ずかしくなった。私の席に来る頃にはもう出助けは必要無かった。私が妻のを剥かずに食べ且つ飲んでいたのでザマー見ろという顔をしている。
まあマアまあ・・・でも美味しかった。

 部屋から滝が見えるのが嬉しい。