ka Nohona pili kai カノホナピリカイ
しぶきを上げて 息ずく波が
センネンボクの葉を鳴らせば
芳しい薫りを放ち 甘く囁くように
僕に呼びかける
愛しくて ただ愛しくて
愛しい日々の思い出は甘く
美しく ただ美しく
美しくたたずむ あの浜辺の家
夜の闇を 心は自由に彷徨い歩く
海から聞こえる 不思議な声に目覚めれば
大切な光景が脳裏をよぎり
いつも穏やかな気持ちになれる
ココナッツの木陰は 家族と同じ
輝く朝の光のように 僕を包んでくれる
この世を去りし人々は 美しい思い出となり
いつまでも褪せることなく 輝いている
波しぶきが語る物語
深い闇夜の あの芳しいさざめき
目の前にある この道を歩こうじゃないか
こちらへおいでと 手招きしてる