不登校問題を考える・子ども応援センターTomorrow 

不登校問題への提言・問題提起/不登校の親の会「こぶしの会」/不登校・ひきこもりの人たちの居場所「水曜塾」の活動紹介

不登校問題の真実 その3 第1章の資料

2024-01-08 13:41:13 | 考察

【資  料】

資料1 不登校の要因(問題行動等調査.2022年)

小学生(不登校者 81,498人)

       

 

主たるもの

主たるもの以外

いじめ

245

0.3

108

0.1

いじめを除く友人関係をめぐる問題

5004

6.1

3030

3.7

教職員との関係をめぐる問題

1508

1.9

1194

1.5

学業の不振

2637

3.2

5518

6.8

進路に係る不安

160

0.2

319

0.4

クラブ活動・部活動への不適応

10

0

21

0

学校のきまり等をめぐる問題

537

0.7

629

0.9

入学・転編入学・進級時の不適応

1424

1.7

881

1.1

家庭の生活環境の急激な変化

2718

3.3

1655

2

親子の関わり方

10790

13.2

10601

13

家庭内の不和

1245

1.5

1536

1.9

生活リズムの乱れ・あそび・非行

10708

13.1

7986

9.8

無気力・不安

40518

49.7

8720

10.7

上記に該当なし

3994

4.9

***

**

 

中学生(不登校者 163,442人)

     

 

主たるもの

主たるもの以外

いじめ

271

0.2

125

0.1

いじめを除く友人関係

18737

11.5

7242

4.4

教職員との関係をめぐる問題

1467

0.9

1337

0.8

学業の不振

10122

6.2

12414

7.6

進路に係る不安

1414

0.9

2326

1.4

クラブ活動・部活動への不適応

843

0.5

1097

0.7

学校のきまり等をめぐる問題

1184

0.7

1214

0.7

入学・転編入学・進級時の不適応

6629

4.1

2630

1.6

家庭の生活環境の急激な変化

3739

2.3

2416

1.5

親子の関わり方

8922

5.5

10536

6.4

家庭内の不和

2829

1.7

3115

1.9

生活リズムの乱れ・あそび・非行

18041

11

10552

6.5

無気力・不安

81277

49.7

15046

9.2

上記に該当なし

7966

4.9

***

**

 

資料2 不登校の原因やきっかけ(実態調査.2020年)

小学6年生(713人)

 1.友達のこと(いやがらせやいじめがあった)

25.2

 2.友達のこと(1以外)

21.7

 3.先生のこと

29.7

 4.勉強が分からない

22

  5.部活動の問題

2.1

 6.学校のきまり等の問題

2.7

 7.入学・進級・転校して学級や学校に合わなかった

7.4

 8.1~7以外の理由で学校生活と合わなかった

13.3

 9.親のこと

6.7

10.親の学校に対する考え

1.3

11.家族関係

4.9

12.家族の世話や家事が忙しかった

1.1

13.身体の不調

26.5

14.生活リズムの乱れ

25.7

15.インターネット、ゲーム、動画視聴、SNS等の影響

18.1

16.学校を休んでいる人がいて影響を受けた

7.2

17.学校に行く意味が理解できず、行かなくてもいいと思った

13.6

18.その他

4.8

19.きっかけが何か自分でも分からない

25.5

20.特にきっかけはないと思う

2.2

21.無回答

2

 

中学3年生(1,303人)

 1.友達のこと(いやがらせやいじめがあった)

25.5

 2.友達のこと(1以外)

25.6

 3.先生のこと

27.5

 4.勉強が分からない

27.6

  5.部活動の問題

13.3

 6.学校のきまり等の問題

7.8

 7.入学・進級・転校して学級や学校に合わなかった

10

 8.1~7以外の理由で学校生活と合わなかった

12.3

 9.親のこと

8.9

10.親の学校に対する考え

1.8

11.家族関係

6.2

12.家族の世話や家事が忙しかった

1.2

13.身体の不調

32.6

14.生活リズムの乱れ

25.5

15.インターネット、ゲーム、動画視聴、SNS等の影響

17.3

16.学校を休んでいる人がいて影響を受けた

5.9

17.学校に行く意味が理解できず、行かなくてもいいと思った

14.6

18.その他

4.1

19.きっかけが何か自分でも分からない

22.9

20.特にきっかけはないと思う

1.5

21.無回答

1.9

 

資料3 不登校傾向にある子どもたちの実態調査(財団調査、2018年)

「不登校傾向にある子どもの実態調査」

 

調査対象の子どもの特徴(タイプ)

調査対象者は、12歳から15歳の6500人(有効回答は6450人)

1A

不登校

年間30日以上学校に行っていない

1B

不登校

1週間以上連続など一定程度学校に行っていない

2

教室外登校

保健室登校・図書室登校・校長室登校・校門登校など

3

部分登校

基本的に教室で過ごすが、授業に参加する時間が少ない

4

仮面登校A

教室で過ごすが、みんなと違うことをし、授業に参加する時間が少ない

5

仮面登校B

教室で過ごしているが、学校に行きたくない、学校が辛い、嫌

6

登校

学校に馴染んでいる

分類

1A・1Bを不登校。2~5を不登校傾向とし、2~4と5を分ける

回答の比率

 1A(3.1%)   1B(1.8%)    2~4(4.0%)    5(4.4%)    6(86.7%)

 

学校に行きたくない理由TOP10

 

タイプ1A・・・不登校

 

理   由

比率

1.朝起きられない

59.5%

2.疲れる

58.2%

3.学校に行こうとすると体調が悪くなる

52.9%

4.授業がよくわからない、ついていけない

49.9%

5.学校は居心地が悪い

46.1%

6.友達とうまくいかない

46.1%

7.自分でもよくわからない

44.0%

8.学校に行く意味が分からない

22.9%

9.先生とうまくいかない、頼れない

38.0%

10.  小学生の時と比べてよい成績が取れない

33.9%

 

タイプ1B ・・・不登校

 

理   由

比率

1.疲れる

38.2%

2.朝、起きられない

32.6%

3.自分でもよくわからない

31.0%

4.友達とうまくいかない

30.1%

5.授業がよくわからない、ついていけない

29.2%

6.小学生の時と比べてよい成績が取れない

28.9%

7.学校に行こうとすると体調が悪くなる

28.1%

8.学校は居心地が悪い

24.5%

9.先生とうまくいかない、頼れない

23.4%

10.  テストを受けたくない

23.2%

 

タイプ2~4・・・教室外登校・部分登校・仮面登校A

理   由

比率

1.疲れる

44.0%

2.朝、起きられない

35.6%

3.授業がよくわからない、ついていけない

33.3%

4.友達とうまくいかない

28.5%

5.小学校の時と比べてよい成績が取れない

27.1%

6.テストを受けたくない

27.0%

7.先生とうまくいかない、頼れない

26.1%

8.学校は居心地が悪い

25.9%

9.校則など学校の決まりが嫌だ

22.5%

10.  小学校の時と比べてつまらない

21.8%

 

 

 

 

タイプ5・・・・・仮面登校B

 

理   由

比率

1.疲れる

48.7%

2.朝、起きられない

32.2%

3.学校に行く意味が分からない

31.9%

4.学校は居心地が悪い

28.4%

5.テストを受けたくない

28.2%

6.小学生の時と比べてよい成績が取れない

27.8%

7.授業がよくわからない、ついていけない

27.3%

8.先生とうまくいかない、頼れない

26.1%

9.小学校の時と比べてつまらない

25.0%

10.  友達とうまくいかない

24.1%

 

資料4 不登校に関する実態調査(実態調査・文科省、2011年)

不登校に関する実態調査

平成18年度不登校児童生徒に関する追跡調査報告

調査の概要

*調査対象

  平成18(2006)年度に中学校第3学年に在籍し

  学校基本調査において不登校として継受された者

  41,043人

*調査時期

  平成23(2011)年から平成24(2012)年

*調査方法

  A調査・・在籍中学校に対する基礎調査     回答数・・28,388人 

  B調査・・対象者本人に対するアンケート調査  回答数・・・1,604人

  C調査・・対象者本人に対するインタビュー調査 回答数・・・・・379人

*次項の調査資料「不登校のきっかけ」は、B調査の集計表を基にして作成した。

*追記 文科省は、平成13(2001)年にも平成5((1993)年度の中学第3学

    年在籍者に対して同様の調査を実施している。

 

不登校のきっかけ

     

  全項目に対して総回答数は1,604、有効回答数は1,581であった。

 

  問 「あなたが学校を休みはじめた時のきっかけは何ですか。思いあたるものすべてに〇をつけてください。

選択肢

回答数

H18調査

H5調査

 

(人)

(%)

(%)

1.友人との関係

849

53.7

44.5

2.先生との関係

420

26.6

20.8

3.勉強が分からない

500

31.6

27.6

4.クラブや部活動の友人・先輩との関係

366

23.1

16.5

5.学校のきまり等の問題

161

10.2

9.8

6.入学、転校、進級して学級や学校に馴染めなかった

273

17.3

14.3

7.家族の生活環境の急激な変化

155

9.8

4.3

8.親との関係

288

14.4

11.3

9.家族の不和

160

10.1

7.5

10.  病気 

235

14.9

13.2

11   生活リズムの乱れ

548

34.7

12.  インターネットやメール、ゲーム等の影響

246

15.6

13.  その他

257

16.3

19.3

14.  とくに思い当たることはない

88

5.6

10.8

 

「選択肢」の具体例

 

選択肢

具体例

1.友人との関係

いやがらせやいじめ、けんかなど

2.先生との関係

先生がおこる、注意がうるさい、体罰など

3.勉強が分からない

授業がおもしろくない、成績がよくない、テストが嫌いなど

4.クラブや部活動の友人・先輩との関係

先輩からのいじめ、他の部員とうまくいかなかったなど

5.学校のきまり等の問題

学校の校則がきびしいなど

6.入学・転校進級して学校や学級に馴染めなかった

転校、進級した時の不適応

7.家族の生活環境の急激な変化

父親や母親の単身赴任、家族の別居、親の転職や失業などの経済的問題

8.親との関係

親がおこる、親の言葉や態度への反発、親との会話がほとんどないなど

9.家族の不和

両親の不和、祖父母と父母の不和など

10. 病気 

 

11. 生活リズムの乱れ

朝起きられないなど

12. インターネットやメール、ゲーム等の影響

一度始めると止められない、学校より楽しいなど

13. その他

 

14. とくに思いあたることはない

 

 

 



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