No.323 2008/8/17作成
Cairo Sulcus Close-up
8月11日、NASAの土星探査機カッシーニが土星の衛星エンセラダスに接近しました。
今回の接近では特に南極地域が重点的に探査されました。
この地域には、「虎の縞(タイガー・ストライプ)」と呼ばれる数本の溝が平行に走る構造があり、これまでの探査で周囲よりも温度が高く、この地域からガスや細かな氷の粒が噴出しているのが確認されています。
このようなジェットの噴出点は少なくとも8ヶ所確認されており、いずれも4本の渓谷に沿って分布しています。
これは4本の渓谷のうちカイロ渓谷の画像です。
中解像度の擬似カラー画像(赤外線、緑、紫外線)と高解像度画像を合成して作りました。
カイロ渓谷には2つの噴出点(Ⅴ、Ⅷ)が確認されています。
地殻活動によってできたと思われる細かい亀裂が目立ちます。
エンセラダスは大きさ512 x 494 x 489kmの中型の衛星です。
表面の地形やジェットなどから、エンセラダスの内部が現在も活発に活動していることが分かってきました。
元の画像:NASA/JPL提供
Cairo Sulcus Close-up
8月11日、NASAの土星探査機カッシーニが土星の衛星エンセラダスに接近しました。
今回の接近では特に南極地域が重点的に探査されました。
この地域には、「虎の縞(タイガー・ストライプ)」と呼ばれる数本の溝が平行に走る構造があり、これまでの探査で周囲よりも温度が高く、この地域からガスや細かな氷の粒が噴出しているのが確認されています。
このようなジェットの噴出点は少なくとも8ヶ所確認されており、いずれも4本の渓谷に沿って分布しています。
これは4本の渓谷のうちカイロ渓谷の画像です。
中解像度の擬似カラー画像(赤外線、緑、紫外線)と高解像度画像を合成して作りました。
カイロ渓谷には2つの噴出点(Ⅴ、Ⅷ)が確認されています。
地殻活動によってできたと思われる細かい亀裂が目立ちます。
エンセラダスは大きさ512 x 494 x 489kmの中型の衛星です。
表面の地形やジェットなどから、エンセラダスの内部が現在も活発に活動していることが分かってきました。
元の画像:NASA/JPL提供
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