最後の1人

新しくなったニヒル牛での展示第一弾『刺しゅうは踊る』
素晴らしい刺繍作家さんに参加していただいて、圧巻の展示となりました。
本当に素敵だった。
ただ、1人だけ、ぜひ参加して欲しかったけど、タイミングが合わなくて参加出来なかった作家さんがいるのです。

金座座団さん。

タイトルは『Boc Tok』
ロシア語で東の意味。
「シベリア鉄道に一週間乗っていると、延々と同じ白い景色が続くんです。それはほんとに楽しくて」
彼は何度か、ただそれに乗るために、長くロシアを旅しています。
「飽きないの?」
「電車の中で何にもする事が無くて、同じ景色をずっと見ていると・・」
彼がその後言ってた言葉がどうしても思い出せない。


美しい色、すざまじい縫い目。

これでようやく『刺しゅうは踊る」が完成しました。