ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

誰が思うだろう

2017年11月24日 | Weblog
清水宏で。
世界に挑戦するスタンダップコメディで。
なにより、この、暑苦しい鬱陶しいジャケットを見て。
誰が思うだろう。



私が観たのは、台湾、韓国編。
言葉さえもおぼつかないコメディアンが、単身でその世界のコメディ舞台に挑戦!
とにかく情熱的で、だけどどう考えても無茶。
そのエピソードを聞いて、大笑いしていたわけです。
大好きなコメディ映画を観ているみたいに、情景が浮かぶ1人舞台でした。
アジアの身近な国。
日本にとってはずっと仲間で、だけど複雑な歴史を持ち合う国。
そこに、たった1人で、ただコメディだけを武器に出かけて行く。
大笑いなんだけどね。
だけど、生身の人間が、ただ笑わすためだけに行ったその国で、やはり笑わす事に情熱を持った人や、ただただ清水宏に会いに来るおっさんや。
ものすごく魅力的な人たちがいるのです。
ちょっと拒否されたり受け入れられたり、清水宏が話す彼らの魅力的なこと・・。
私たちは、誰もそんな無茶なことを出来ないから。
せいぜい旅行に出かけて行く程度の私は、その生身の魅力に打ちのめされました。

それで。
思ってもいなかったのですが、号泣していました。
はい、感動して号泣していたんです。
いや、もちろん基本は大笑いなんですよ。
宏、バカなんだもん。

今ジャケットを見返しても、こんな鬱陶しい奴に泣かされた自分が悔しい。
だけどな、ネットなんかのぞいてないで、清水宏を見ろ!
もう、すげえ暑苦しいぞ!
そして、絶対に、戦争なんかするもんか!と思うぞ。
いや、繰り返しますが、8割は笑って1割だけそんな気持ちに。
残りの1割はどうなるかっていうと、ジャケットの想像通りうんざりもするよね。

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