ニヒル牛 石川あるの紹介日誌

『ニヒル牛』の店番石川あるの、作品紹介を中心にした日誌です。レンタルボックスと言われる事も多い昨今です。

始めの日

2018年07月28日 | Weblog
ニヒル牛プロデューサー石川浩司の連載コラムが更新され、今回は『ニヒル牛』についてでした。
ニヒル牛が始まる前の気持ち、始まった後の出来事。
ちょっと懐かしい内容で、一番最初の、ニヒル牛が生まれた日を思い出しました。

18年前の7月1日。
ニヒル牛始めの日。
たくさんの友達や知り合いが来てくれて、ここは生まれました。
敷居の低いギャラリーを、99人にはゴミでも、たった1人の人にとっての宝物が見つかる店を作ろうと。
混沌とした、わくわくする場所を作ろうと。
唯一無二の店を作ろうと。

それからずっと。
ニヒル牛2が出来たり、色んな企画をやったり。
西荻の本を出したり、ファッションショーしたり。
ニヒル牛2が取り壊されたり、大好きな作家さんが亡くなったり。
繰り返された毎日が、続いてきた毎日が、嬉しい事も痛みも、全部全部、宝です。
「ニヒル牛があったから」
そんな事を、ツイッターで書いてくれた方が沢山いました。
それはもう、本当に、嬉しいけど、そのまま返させて欲しい。
ニヒル牛ほど、人に恵まれている店って、中々無い。

もうちょっとしたら20年。
くだらない物、愛しい物、いかした物、必要ない物、ここにしか無い物。
唯一無二の場所でありたい。
続けられるだけ続けたいです。
多分、大丈夫。
2000年の始めの日から、ニヒル牛やっている楽しさは、ずっと変わって無いから。



写真はナナコが、余った西荻本のブックカバーで製作した袋。

石川浩司コラム
コメント
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