戦場ヶ原からこんにちは

日光自然博物館がお送りする奥日光の自然情報+αです。

作戦決行!!

2009年08月23日 | 自然情報

今日は、「オオハンゴンソウ等外来植物除去作戦」が湯元地区で行なわれました。

オオハンゴンソウは、北アメリカ原産で、外来生物法による特定外来生物に指定されている植物です。

奥日光では長年に渡って除去活動が行われています。

 

会場に着くと、

大勢のボランティアの方々、関係者が集まって、すでに作業が始まっていました。

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掘ってみると、固く張りめぐらされた根に四苦八苦。

根はこのような感じです。

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オオハンゴンソウは地下茎によって増えるので、

根や地下茎を残さないよう掘り取る必要があります。

 

みなさんの努力の結果、

このように様変わりしました。

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除去したオオハンゴンソウでこんな山が!

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参加された皆様、大変お疲れ様でした。

奥日光の在来植物、自然を守るため、これからも根気強い除去活動の継続が必要です。

今後とも、多くの皆様のご協力をお願いいたします。(み)


木の実がいっぱい

2009年08月20日 | 自然情報

夏らしい陽気の日が続いていますが、夜には気温10℃近くまで下がり、もう秋が近づいているんだなぁと感じます。

木々を見るとまだ熟していないものの、様々な木の実が目に付くようになってきました。

ヤマブドウ、サルナシ、ミヤママタタビ・・・そんな中こんな木の実を発見しました。

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野生のイチゴ、「クロイチゴ」です。

一般的にイチゴといえば赤い実を想像しますが(黄色い実のいわゆるキイチゴもありますが)、このクロイチゴは、赤い実が熟すと黒くなる変り種。

枝先に赤と黒の実がポンポンついている様は他のイチゴにはない可愛らしさです。

もちろん食べることができ、熟した実はとってもおいしい!・・・らしいです。

まあ、こういった木の実は動物たちも楽しみにしているだろうし、私たち人間はなるべく目で楽しむようにしましょう。(しょ)


カラフルなイキモノたち

2009年08月19日 | 自然情報

最近、カラフルなイキモノたちが目に付きます。

 

それは、イモムシ(ガやチョウの幼虫)たち。

「気持ち悪い~」とか「ギャー」とか言われちゃうけれど、

よくみると、キレイだったり、かわいかったりするのです。

Pretty_eyes_2

ハバチの仲間の幼虫はつぶらな瞳。

Hatijanaiyogadayo

スズメガの仲間の幼虫はカラフル。

 

虫に抵抗のない人は(抵抗のある人には強制しません)

ぜひ観察してみてください(はた)


滝にも

2009年08月17日 | 自然情報

Ryuzu0_r

竜頭ノ滝といえば、春のツツジや秋の紅葉が有名ですが、

夏の滝も涼しげでいいですよね。

ふと下を見ると

Shiroyomena_r

シロヨメナが咲いていました。

実は小さな花たちもたくさん生活しているんですね。

そんな花たちを探してみるとまた新しい視点で

滝を楽しめますよ。(カナ)


天晴れ!

2009年08月15日 | つぶやき

1週間ほど前までの、曇りor雨つづきの天気から一転、この数日の見事な晴れっぷり! 
Kaisei0815_09 

あんまり見事すぎて、写真としてはちとつまらない
少しくらい、雲が浮かんでてくれてもいいんだけど
(晴れろ、曇れと、我ながら贅沢ですね)

お盆を迎えて、奥日光では着々と秋の準備が進んでます
小田代原もご覧のとおり 
Asi_to_kifujin0815_09odasiro 
ススキの穂などがふくらんできてるのですね

こちらの場所も、花の顔ぶれ(?)が、がらりと変わりました 
Ohanabatake0815_09
ひと月足らずでこんなに変わっちゃうんだなぁと、分かっているつもりでもやっぱりびっくりなのです (も)

そうそう、まだ8月なので日差しは強いけど、木陰に吹く風は涼しく、朝晩にはひんやりする日も増えてきました
「お盆を過ぎると秋風が吹く」と言われる奥日光
お越しの際には、上着を一枚プラスでお願いしますね